金木犀植えてはいけない?初心者が知っておく知識をまとめました

キンモクセイ

庭に何か植物を植えたいと思う人は少なくありません。

そんな時に甘い香りとオレンジ色の小さな花を咲かせる金木犀を植えたいと思う人もいるでしょう。

ただ金木犀は植えてはいけないとも言われています。

ここでは金木犀を植える時に初心者が知っておくべき知識をまとめていますので、参考にしてみてください。

金木犀ってどんな植物!?

金木犀はアロマや芳香剤などによく用いられるくらい、甘い香りが特徴の植物です。

秋口になるとくらいになるとどこからともなく漂ってくる甘い香りがとても特徴的と言われています。

木に咲いている姿も綺麗ですが、散って足元に広がるオレンジ色の絨毯も素敵です。

金木犀は江戸時代に中国南部から伝わってきた花で、銀木犀の変種となっています。

銀木犀は白い花を咲かせ、金木犀よりも香りは弱いため、日本では金木犀の方が人気で知名度も高いです。

そんな人気の金木犀を庭に植えたいという人も少なくないようです。

金木犀はなぜ植えてはいけないとされている!?

甘い香りと綺麗なオレンジ色の花が魅力の金木犀ですが、実は自宅の庭に植えてはいけない、という噂があります。

金木犀に限ったことではありませんが、庭には植えてはいけない、植えないほうがいいとされる植物がいろいろあります。

例えば甘い実をつける植物は、甘い実が住んでいる土地のエネルギーを吸い取ってしまうという言い伝えがあるため、桃や柿、ザクロ、栗などは自宅の庭には植えない方がいいとされています。

これについては言い伝えだけではなく、収穫せずに実を腐らせてしまうようなことがあれば、それが害虫の温床になってしまうという理由もあるようです。

また桜はすぐに散ってしまうことから縁起が悪い、桜は養分をたくさん吸うので他の植物が育たなくなる、大きく育つのに剪定すると弱くなるということからも自宅に庭には植えない方がいいとされています。

この他にも榊は神様の木だから植えてはいけない、百日紅は木肌が人肌に似ているため人の霊気を吸うなどという迷信もあり、植えてはいけないとされているのです。

ですが金木犀が植えてはいけないという点については、明確には記されていません。

金木犀は甘い香りはしますが、金木犀は中国から渡ってきた時には雄株しか伝わらなかったため、日本の多くの金木犀は実をつけることはないのです。

そのため甘い実をつけるからダメという説も当てはまりません。

むしろ日本では金木犀は金婚式、銀木犀は銀婚式になぞらえて縁起がいい植物とも言われていますから、植えたほうがいいとさえ言えます。

そもそも植えてはいけない植物というものはありませんから、金木犀を植えたいなら植えても全く問題ないのです。

金木犀は植えてもOK!でも育て方に注意を

金木犀は樹木と言っても比較的小型なほうで、5mから6mの大きさが一般的です。

ですが・・・上の動画のように結構大きくなります。

最初庭に植えるのであれば、スペースの確保、大きくなってからの手入れができるのかどうかよく考えてから金木犀を植えたほうがいいのでわないでしょうか。

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こんなことからも・・・金木犀を植えてはいけないといわれるのかも。

また鉢植えにして部屋の中で香りを楽しむこともできるので、植えてはいけないというよりも積極的に植えてもいいでしょう。

ただ正しく育てないと、せっかくの金木犀の魅力が感じられなくなってしまいますので、初心者は注意が必要です。

 

 

金木犀の魅力は甘い香りとオレンジ色の綺麗な花です。

ただ金木犀の花が咲く期間はわずか一週間程度で、風が吹いたり雨が降ったりすると花がすぐに落ちてしまいます。

もしかすると金木犀を植えてはいけないといわれるのは、あっという間に落ちてしまうため縁起が悪いということからかもしれません。

ちなみに金木犀の花言葉は『気高い人』ですが、その理由がその散り際の良さからきているようです。

そしてわずか1週間しか咲かない金木犀は、育て方が悪いと花がつかない可能性もあり、そうなるとせっかくの金木犀の魅力が一切感じられなくなってしまうのです。

金木犀の育て方

金木犀は挿し木でも増やすことはできますが、花を咲かせるまでにはかなり時間がかかってしまうので、苗を買ってきて植えるのがポイントです。

また若いうちは花をつけないので、苗木を選ぶなら50cmから120cm、幹の太さは1.5cmから2cmのものを選ぶといいでしょう。

地植えでも鉢植えでも育てられるのですが、金木犀は大きく育つため鉢植えの場合には8号以上の大きめの鉢を用意します。

ただ逆に大きすぎると根腐れを起こしてしまうので、8号くらいから始めて大きくなったら植え替えるつもりで育てていくのが理想です。

金木犀は根が浅めの樹木で、水はけのよい酸性の土を好みます。

そのため有機肥料と腐葉土を混ぜ合わせた土を作って植えるのが理想です。

鉢植えの場合には赤玉土7:腐葉土3くらいの割合で、鉢底は3分の1ほど鉢底石で埋めるといいでしょう。

地植えなら基本的に水やりは不要で、あげすぎてしまうと根腐れを起こしてしまう危険性があるので、乾燥する夏に水を少し多めにあげる程度でいいでしょう。

そして金木犀は日当たりの良い場所で育てるのが望ましいです。

多少の日陰であればいいですが、日当たりが悪い場所に植えるとあまり花が咲かなくなることもあるので、金木犀の魅力が感じられなくなってしまいます。

植える時期ですが、春と秋が理想ではるなら4月から5月、秋なら10月から11月がベストです。

まとめ

金木犀は植えてはいけないとも言われていますが、実際は植えて悪いことはありません。

むしろ甘い香りと綺麗な花を咲かせますし、縁起がいい植物ですから積極的に植えてみるといいでしょう。

ただ植え方・育て方が悪いと、せっかくの金木犀の魅力が感じられなくなる可能性もあるので正しいやり方で大切に育てていきましょう。