ハナミズキはアメリカ原産の落葉高木で、ヤマボウシに似るのでアメリカヤマボウシとも呼ばれます。
桜が散ってしばらくすると4枚の花弁が開き、かわいらしい花を咲かせ、その後にできる実は秋になると赤く熟して四季によって様々な表情を見せてくれます。
果実は食用には向いていませんが香りが良く、果実酒の原料として使用されることもあるようです。
ハナミズキは比較的うどんこ病にかかりやすい・・
花や葉、果実など良いところが多いハナミズキですが、庭木の中でもうどんこ病に罹りやすい花木で、梅雨の時期には何かしらの対策をしておかないと病気にかかる可能性があります。
うどんこ病とは、うどんの粉を振りまいたような白く細かい斑点ができる病気で、カビが原因によって発生します。
梅雨の時期や秋に入る頃の湿気が多い時期に発生しやすく、葉っぱにカビが繁殖することで上手く光合成ができずに葉が枯れると、その後も元気がなくなっていきます。
ハナミズキのうどんこ病の対策は薬剤と剪定
他の植物にも繁殖するので、見つけた際には早めに薬剤などを使用した対策が必要です。
うどんこ病にかかるカビには様々な種類があり、ハナミズキのみに付着して増殖する菌があります。そのため、うどんこ病に対する薬剤にも植物や果物といった対象となるものがあるので、名前を確認して用意するようにしましょう。
本来はちょっとした病気程度なら自然治癒するのが植物の強さですが、どうしても自然治癒するのが難しい場合は、仕方のないことですが病変の枝を切ってしまうのも手です。
最初からうどんこ病に罹らないために行う予防としては、周囲の草木に邪魔されず適度な湿気と日当たりを確保するため、枝や葉を密集させないように剪定しておくと病気にかかりにくくなります。
また、適度に水やりをすると、葉に付着する菌を洗い落とすことができるので、過度の水やりは厳禁ですが適度に水をまくと予防になります。
うどんこ病治療予防の薬剤は
では、実際にうどんこ病にかかってしまったらどんな薬剤を使用すればよいのでしょうか。いくつかあげてみたいと思います。
うどんこ病を予防・治療する薬剤としては、ダコニールやトップジンMなどがあります。定期的に散布して治療予防しましょう。大体この薬剤は年間の使用回数が5回までいうことなのでこの回数は守るようにしまよう。
結構この回数や薬液の倍率を守らないで、薬害を起こす場合がありますので注意が必要です。葉っぱが黄色く変色したり枯れたりしますので。