四葉のクローバーの花言葉と幸せのシンボルと言われるわけ

球根・宿根・多年草

川原や公園で、子供の頃にクローバーを摘んだ経験はありませんか。 四葉のクローバーを探しては持ち帰り、本などに挟んで押し花にしたり。四葉のクローバーが幸せを呼ぶというのは、なんとなくその頃から言われていましたが、花言葉となるとどうでしょうか。

 

同じクローバーでも、三枚の葉のものと違うのでしょうか?そんな四葉のクローバーの花言葉などについてまとめてみました。

四葉のクローバー(シロツメクサ)の基礎知識

クローバーはマメ科の多年草で、正式名称は和名でシロツメクサと言います。春から夏にかけて咲く、白い素朴で可愛らしい花は菊のような形状と思われがちですが、長さ1cm程度の小さい花が1.5cm〜3cmの球状に集まって咲いたものになります。

 

日本には江戸時代にオランダから伝わったとされていますが、その後、北海道で牧草用として輸入されたのが広まったきっかけです。

 

ちなみに、四葉のクローバーが自然界の中でできる確率は1万分の1とも、10万分の1とも言われています。この希少価値が、四葉のクローバーを見つけたら幸せになれると言われるゆえんのようです。

 

ただ、人工的に成長点を針などで傷つけることで本来三葉のクローバーが四葉になることがあると言われていますので、人によく踏まれることの多い道端や、公園の入口などに生えていれば、その場所では見つかる確率は高くなります。また、1つ見つかると同じ株からまた見つかるということがあるのもそのためです。四葉のクローバーを探しに行く時には参考にしてみてください。

四葉のクローバーが幸せのシンボルと言われるわけ

日本では、クローバーの葉の1枚ずつに意味があり、3枚の葉はそれぞれ「希望」「信仰」「愛情」を指します。そしてまれに見つかる四葉の4枚目の葉の意味が「幸福」です。

 

四葉のクローバーを見つけると幸せになれるという言い伝えは、もともとヨーロッパに古くからありました。夏至の夜にクローバーを摘むことが魔除けになるとも言われているぐらいです。

 

ことヨーロッパではクローバーにはキリストの三元徳(信仰、希望、愛)の意味があるとされていたため、もともと幸運や守護のシンボルとされていたのはうなずけます。さらに四葉のクローバーは珍しいですから、それだけ強力な幸運のシンボルとされたのでしょう。

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また、ナポレオンが戦場で偶然に四葉のクローバーを見つけたので摘もうと身をかがめたために、相手からの銃弾を受けずに、危機一髪のところで強運を発揮し、命拾いしたという話はとても有名です。

そんな四葉のクローバーの花言葉って?

さて、花言葉ですがシロツメクサ自体のものは「幸福」「約束」というものです。

 

これが四葉のクローバーの花言葉となると「幸運」「私のものになって」そして「復讐」というものが加わります。

 

この花言葉を見て、怖いな、なんだか重たいなと感じてしまった人もいるのではないでしょうか。たしかに愛情と憎しみは表裏一体とも言われます。幸福や約束が守られなかったときに、誠実でかたくなな人は復讐に転じたりすることもあります。

 

ところで、よく踏まれる場所に四葉のクローバーが多いと冒頭の方にも書いています。踏まれても踏まれても、雑草なのでそれを力にかえて根をはり、強く生きて幸運の四葉のクローバーをも生み出すのです。

 

ヨーロッパのことわざに「幸福に暮らすことが最大の復讐になる」というものがあるのですが、まさにシロツメクサのことのようです。そう考えるとなんだか「復讐」という怖い言葉も痛快で前向きな言葉に感じます。

 

そして、前述のようにとらえると四葉のクローバーが幸運のシンボルであることは変わりません。アクセサリーのモチーフや、お祝いやプレゼントに四葉のクローバーの柄の物を選んでも大丈夫です。

 

次の晴れた休日には散歩がてら、公園などに幸せの四葉のクローバーを探しに出かけてみるのもいいかもしれませんね。