ヤマモモは常陽樹で比較的温暖な地域で自生します。日本では主に西日本が自生の中心ですが、関東でも自生できますがその昔、原産国である中国東部から偏西風によってもたらされたとも言われています。
ヤマモモには雄木と実をつける雌木があって6月頃ルビー色の果実をつけ、昔から食用として楽しまれています。
自然の環境下では20m近い樹高になり葉は光沢があって病虫害にも強く街路樹などに使われることもあります。
花は春先の3~4月に褐色の雄花と紅色の目花を咲かせますが花びらの特徴はあまり大きく開花するものではなくむしろパッとしない程度に色ずくといったところです。
ヤマモモは食べてもヨシ
ヤマモモの果実は約3㎝程で生食としても食べられ傷みが早いので乾燥しないように袋で密閉してからたのものに圧迫されないように冷蔵保存が望ましいです。
長期保存するためには冷凍する方法もありますが、その場合軽く水洗いした後にしっかり水気をとってから丸ごと冷凍できます。これによって食べる時だけ食べる量を出して使うことができます。
たいていジャムなどを作って加工されることが多いのですが、梅酒などと同様酒などとの相性も良いですのでヤマモモ酒としての楽しみ方もあります。また、生食する際、酒のつまみとして塩を軽く振って食べるといったこともします。
ヤマモモの剪定の時期はいつがいい
そんなヤマモモは発芽の後の4月に枝を透かす方法で剪定作業が欠かせません。
この剪定作業を行うことで、葉の健康状態を知ることができますし、枯れ枝の除去や混在する枝の部分を漆器利させることで果実の部分にも栄養がいきわたるようになります。4月の剪定時期をしっかり行うことで初夏にかけてみずみずしい果実の収穫につながってゆきます。
剪定を行う際に気を付けなければならないのは、枝を透かしすぎてしまうと花芽まで落としてしまうことがありますので、切りすぎないことと、作業の前に全体を少し離れた場所から枝の混在する場所を確認しその際に、混在する枝のもとに近い分岐する部分から切るようにします。
作業が終了したら再度離れた場所から全体を確認し均一に枝が透かせれていれば無事に終了です。
ヤマモモの剪定は難易度が高いできれば職人に
枝を透かす剪定は難易度が高い為、職人に任せることも選択肢の一つですが生育旺盛な樹木であるが為、剪定作業を怠ってしまうと果実の生育にも影響が出てしまいますし、翌年の樹木の生育にも影響を及ぼす恐れがありますので、正しい方法で行う必要があります。
果実の楽しみ方の幅はたくさんありますので、何で楽しもうかなどと考えながら、鬱陶しい梅雨の時期を乗り切るのも楽しいのではないでしょうか。
ヤマモモの透かし剪定できるとキレイですよ。