ヤマブキはバラ科に属しており丈夫で害虫にも強いため非常に育てやすい品種です。私の実家の庭先にヤマブキを植えて育てており毎年春先の4月から5月にかけて見事な黄色の花を枝先に沢山咲かせます。
ヤマブキの育て方のポイント
育て方のポイントとしては、日当たりが良く水はけの良い場所であれば、特に手間暇はかかりません。但し、地面から沢山の新しい枝を伸ばし長くなると2m程になるので、植える時は広いスペースを確保する事が前提となります。
また日当たりが良い所を好みますが直射日光が当たりっぱなしになると生育が悪くなる恐れがあるため、反日蔭が理想的な場所になります。
植え方
植え方は、苗を地面か鉢に植えつけますが、鉢の場合は苗よりも1回り大きなサイズを使用します。地植えは苗よりも幅と深さが2倍程の穴を掘り植えた後に支柱を立てます。
土作り
土作りは、水はけが良い腐植質の土を選び植穴を掘った土の上にたっぷりと腐葉土や堆肥を混ぜます。鉢の場合は小粒の赤玉土8に対して腐葉土を2の割合で混ぜていきます。
ヤマブキは乾燥を苦手とするため、鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。地植えの場合は、適度に湿気のある場所で1度根付けば特に水やりは要りません。
肥料
肥料は、1月から3月に1回、6月頃に1回行ない油かす6に対し骨粉4の割合で混ぜ合わせ行います。
ヤマブキの剪定時期について
ヤマブキの剪定時期は、数年に1度は枝を根元から刈り取って株の更新を行いますが、時期は花後直ぐの5月から6月にかけて行います。
注意する事は、夏以降の強い刈り込みは花が咲かなくなる原因になるので気を付けます。私はこれで1度失敗した経験があります。普段の剪定は花が終わった直後に行い、剪定後はそのまま翌春に花が咲くまで何もしなくて良いです。
ヤマブキの剪定方法について
剪定方法としては、株元から沢山枝を出し株立ちになる習性があるため、これを生かしながらの自然樹形に仕立てます。すなわち枝のしなやかさが特徴の花なので、枝先を切り詰めたり枝を途中で切る事は避けます。
樹形を乱すひこばえをマメに切り取り、若木の場合は毎年枝を刈り取った方がしなやかになります。冬期に若枝が枯れこんだ時は、枯れた枝よりも下にある枝分かれしている部分で切り、枝の途中で切ると枯れ込みは進んでしまいます。
また古い枝は枯れやすいので根元から切り取り、新梢の成長を促す様にします。株が老化して樹形が乱れた場合は地際から20cm残して切ります。
挿し木の育て方は、6月から7月が適期で翌春には植え替えて育てられます。株分けは10月から12月に行うと良いです。ヤマブキの育て方は、上述した様にそれ程難しくなく、誰にでも手間暇かけずに簡単に育てる事ができます。