ヤブランの育て方を覚えてガーデニングを楽しむ・ポイントや注意点

ヤブランの育て方を覚えてガーデニングを楽しむ・ポイントや注意点

淡い紫の可愛らしい花を穂状に咲かせるヤブランは、寒さや乾燥にも強くて育てやすい植物です。

 

ガーデニング初心者にもピッタリな、ヤブランの育て方とポイントについて研究してみました。

ヤブランの特徴

ヤブランはキジカクシ科ヤブラン(リリオペ)属の常緑多年草で、美しい藤色が涼し気で清楚な印象です。華やかさこそ少ないものの、花が咲きにくい真夏の時期に開花し、奥ゆかしい美しさを感じさせます。

 

日本、中国、台湾などで標高100~1400mの森林や林の中に自生し、8月~10月の間に花を咲かせます。花は稲穂のように密に連なって咲1つの大きさは約4㎜~7㎜ほど、6枚の花弁の中央には淡黄色の雄しべと雌しべがあります。

 

耐寒性、耐熱性ともに優れ、乾燥や日陰の土でも育つため丈夫で、病気にもほとんどかからない大変育てやすい花なので、ガーデニングの初心者にもおすすめです。用途は庭木や観賞用の他、木や花を引き立てるシャドーガーデンにも重宝され、丈夫な性質を利用して都市緑化の植物にも加えられています。

 

なお名前にランとつきますが蘭の仲間ではなく、花がランに似ている見た目、または穂状に実る姿から中国語の欄に由来しているという説もあるそうです。

ヤブランの種類

日本に自生しているヤブランには大きさ毎に3つの種類があり、さらに黄色い斑や縁が入っている園芸品種のものや、花や葉の色などで20種類ほどに分類されます。

主なものを紹介しましょう。

コヤブラン

通常のヤブラン(30㎝~60㎝ほど)より少し背丈が低く(最大で50㎝程度まで)、葉の太さも7㎜程度までと細いのが特徴です。花は本種のように密につきません。

ヒメヤブラン

コヤブランよりさらに背丈の低い品種で30㎝程度まで、花色も薄くて密にならないので本種とはかなり違った形になります。

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園芸用に最も流通しているのがゴールド・バンデッドという淡黄色の縦縞が入っている斑入り模様の品種ですが、その他にも花や葉の色によっても以下のように名づけられています。

★ゴールデンバンデッド(淡紫)
★モンロー・ホワイト(白)
★ライラック・ビューティー(淡紫)
★ロイヤル・パープル(濃青紫)
★オキナ(新葉が白い曙斑)
★ピー・ティー・インゴット(葉が黄色味を帯びている)

このようにバラエティーに富んだラインナップになっています。

上手な育て方

ヤブランは耐寒性、耐熱性ともに優れており、どんな環境にいても適応する大変強い花です。場所も日向や日陰、乾燥の有無も問わず、また土質も特に選びません。さらに病害虫についてもほとんど心配がいらないので、手のかからない育てやすい品種とされ、ガーデニング初心者でも十分育てられます。

 

植え付けの適期は3月~6月、または9月~11月の期間に行います。庭植えでは腐葉土、鉢植えの場合は一般的な配合土を使うと生育が良くなりますが、特に気にしすぎる必要もありません。

 

水やりに関しては庭植えの場合は雨だけでほぼ大丈夫で、鉢植えの場合は用土が乾いたときにたっぷり与えましょう。乾燥に強い、多肉性の根を持っています。

これだけは注意したいポイントとは

注意点があるとすれば、植え替えの方法や時期についてです。鉢植えの場合、2年くらい経つと根詰まりや用土の劣化などが起こってきます。そんなときには植え替えを行い、今より大きめの鉢に替えるか株分けの作業をしましょう。

 

株分けの適期は3月~6月、または9月~11月です。目安は1株につき3~5つの芽が付く程度です。これもタイミングを見計らって2年~3年のスパンで行うと、生育がさらに良くなります。

 

環境を問わず適応力の高いヤブランを育てるのはとても簡単、ガーデニングのビギナーでも枯らせずに育てられます。

開花時期や植え替えのタイミングを見計らって上手に育てていきましょう。