こんなにきれいに咲く梅の木ですが、梅の木につく害虫のカイガラムシの駆除の方法について説明したいと思います。
梅の木の害虫カイガラムシの駆除の方法は
この虫は成長してからは害虫駆除系の薬が効きにくくなります。一番効果がある方法はデッキブラシなどで徹底的に木を磨いて(叩いて)退治するのが確実な方法です。
成虫は脚が退化しているので擦る事により再度は固着せず、効果的に害虫駆除ができるからです。
面倒くさい、虫に近づくのが気持ち悪いと思うかもしれませんが「急がば回れ」の通り、薬品使用より磨いて害虫駆除する方が梅の木の為になります。
(薬品使用を否定してる訳ではありません)
[ip5_heading type=”h3″ style=”subheader–medium” title=”梅の木のカイガラムシ駆除の薬剤は何がいい” ]
もしも薬品を使うのでしたら、落葉後に石灰硫黄を木に撒いてあげましょう。こうすれば害虫と病気の予防になるのです。
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石灰硫黄散布は害虫駆除と木の病気予防の両方に使えるため、かなり優れている薬品です。梅の木だけでなく他の木にも使えますよ。
尚、冬場は植物が休眠していて薬害が出にくいため野外にある梅の木なら強い薬剤を利用できます。家庭園芸では庭木類のカイガラムシ退治薬として「ボルン、マラソン乳剤 」があるので使いましょう。
室内の植物なら冬だけでなく年間を通じ利用することができます。
ただし、毎年その手の類の害虫は発生するので事前に自衛対策をしておきましょう。
梅の木にカイガラムシをつかないようにするには
1→剪定をして風通りを良くする。
2→毎年、寒肥を与えて梅の木に体力と免疫を付ける。
※3→普段から木酢液等で害虫発生予防に努める。
(※この方法が特に有効です。この作業を毎年・できれば毎月実施すると予防効果が出ます。)
上記の作業・対策は全て大事で、どれも手入れにおいて手抜きやすっ飛ばす事ができない作業です。
梅の木そのものが健康だと虫は付きにくいですし、逆に木が衰弱している場合や肥料不足だと害虫達の餌になります。
これは人間の身体(免疫力)と病原体の関係と同じと言えますね。