写真 左 サツキツツジ 右 オオムラサキツツジ
サツキと言われているのは、実際にはツツジの一種となっていて、正式にはツツジ科ツツジ属のサツキツツジといい実際にはツツジの仲間にはいります。
でもみなさんがよく道路や公園などで目にしていてサツキとツツジの違いがわかりやすい一般的なツツジというと、オオムラサキツツジだと思います。
このオオムラサキツツジは赤紫色の大きな花が咲きます。花が大きくて赤紫色であったため、この名前が付けられました。
ツツジの種類はたくさんあり、日本には園芸品種も含め2000種類以上とされています。園芸品種として有名なものに、ヒラドツツジ・キリシマツツジ・クルメツツジなどがあります。
そこで、サツキツツジとオオムラサキツツジの特徴や違いについて紹介していきたいと思います。
サツキツツジの特徴は
サツキの開花している時期は5月の中旬ぐらいから6月の下旬ぐらいまでになります。サツキは開花時期が旧暦の5月にあたる皐月に咲き始めることから、この名前が付けられたそうです。
江戸時代の頃から人気がある花で、園芸で取り扱われる機会が増えたため、今ではおよそ1500ぐらいの種類があります。
サツキは、新しい芽が出てきてから花が咲いてくるという違いがあります。そして、葉が小さくて葉は相生し長さ2〜3.5cmの披針形又は、広披針形の形で硬く、花の色がバリエーションに富んでいるという違いがあります。
サツキツツジの花が咲く時期は5月の中旬ぐらいから6月の下旬ぐらいまでで、比較的遅く咲くという違いがあります。
花が咲いていない時期には葉っぱや芽などから生えている産毛のようなものの色の違いで区別することがあります。一部例外はありますが、サツキから生えている毛の色は茶色で、つつじから生えている毛の色は緑色になっているという違いがあります。
オオムラサキツツジの特徴
オオムラサキツツジはヒラドツツジの品種群の一つで常緑の低木で葉は枝先に集まり相生し、大形の狭長楕円形の形をしていて、サツキツツジよりも葉は大きいです。
オオムラサキツツジとサツキツツジの花は、非常に似ていますが開花する時期が違います。オオムラサキツツジは、花びらが大きくて、花が散ると新しい芽が出てきます。
そして花が咲く時期は4月の中旬ぐらいから5月の上旬ぐらいまでで、サツキよりも早く咲くという違いがあります。
落葉系のツツジもキレイ
他には落葉樹として、ミツバツツジという冬に葉っぱを落とし、枝の先に三枚の葉を出しているのが特徴の種類のものもあり、開花の時期は四月の中旬ぐらいから5月の上旬となっていて、葉っぱを出すよりも早く鮮やかな桃色の花を数多く咲かせる種類のものもあります。
その他にも、有名な落葉樹のツツジとしてレンゲツツジ・ムラサキヤシオ・ドウダンツツジなどがあります。