土の庭の困りごとをどうにかしたい!おしゃれ&手軽に対策する方法

庭の手入れ

「庭を作ってみたものの、土がむき出しのままで、何から始めたらいいのかわからない!」というお悩みはありませんか?

この記事では、土の庭を、おしゃれな庭にしたい・手入れが楽な庭にしたいときに、使える方法や資材についてご紹介します。

土の庭のガーデンプランにお悩みの方は、ぜひ最後までお付き合いください!

土がむき出しの庭のどうにかしたい困りごと

土の庭で一番困るのは雑草です。

雑草が茂ると、景観が悪くなるだけでなく、害虫の温床にもなってしまいます。

虫が増えると、スズメバチなど肉食性の蜂を呼び寄せてしまうことも…!

庭を家族やペットの遊び場にしたいときは、特に注意が必要です。

更に雑草の種類によっては、アレルギーの原因にもなってしまいます。

また、土の庭は雨が降ると、水浸しになってしまうのも困り物です。

玄関前の庭や、洗濯を干すなど、出入りの多い庭は、ぬかるみやすいと不便ですね。

雨が降らない季節でも、風が強くなると土埃で窓が汚れることもあります。

土の庭の困りごとをどうにかする方法

景観を第一に考えるなら

  • 芝生
  • レンガや敷石
  • ウッドデッキ
  • マルチング
  • 植栽

といった方法が考えられます。

景観よりも、手間を省くことを優先する場合は

  • 人工芝
  • 防草土
  • コンクリート

などの方法もあります。

それぞれのメリットデメリットを含めて見てみましょう。

芝生

 

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メリット

芝生は見た目にも美しく、踏みつけにも強いので通り庭にも使える植物です。

日光を吸収するため、地面が熱くなりにくく、庭を遊び場や憩いの場として使うにも向いています。

芝が密集して成長することで、雑草が生える隙間が少なくなるのも大きなメリットですね。

デメリット

芝も植物なので、美しく保つためには芝刈り、肥料、エアレーションなどの手入れが必要です。

雑草が増えにくくはなりますが、雑草が全く生えないというわけではないので、春から秋にかけては、雑草取りもしなくてはなりません。

また、冬には休眠してしまうので、白っぽく枯れたような見た目になります。

芝は日向の乾いた土壌を好むため、日陰など合わない環境では育ちません。

レンガ・敷石

 

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メリット

庭一面をレンガ敷きにしたり、枕木で小径を作ったり、飛び石を配置したりと、作りたい庭のイメージにあわせたおしゃれな景観を作ることができます。

石材は劣化が少なく、メンテナンスもほとんどありませんし、レンガや枕木も、風化や変色はありますが、味わいのある印象になります。

敷いてある部分には雑草も生えてこないので、雑草抜きの手間が軽減されるというのもメリットの一つです。

雨の日の泥対策としても優秀な素材です。

デメリット

レンガや敷石は重く、美しく敷き詰めるためには地ならしなど施工が大変です。

素材にこだわると費用が高くなってしまうこともあります。

小さなエリアならDIYでも施工できますが、広さによっては専門業者への依頼が必要になります。

外注する場合の費用は1平方メートルあたり2~3万円が目安です。

マルチング

 

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メリット

防草シートの上にスギやヒノキのウッドチップやマツの樹皮を加工したバークチップを敷き詰めるマルチングは、地面が柔らかく、地温が熱くなりにくいので、子供の遊び場やペットスペースに向いています。

チップと防草シートが日光を妨げ、雑草よけとしても大きな効果を発揮します。

泥はねがなく、砂利よりも歩きやすいので、玄関前や通路にも使いやすい資材です。

デメリット

ウッドチップは2年ほどで分解され、ボリュームが減るので定期的な補充が必要です。

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ウッドチップを購入する場合は50Lあたり2,500円程度で、ランニングコストがかかるというデメリットがあります。

天然資材なので、雨や雪が多い地域、日当り・風通しの悪い場所では、カビが生えることもあるので、注意してください。

植栽

 

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メリット

花壇にしたり、草丈が低く広がる性質のグランドカバー植物を植えると、花畑のような庭をつくることができます。

花木と草花の組み合わせることで、イングリッシュガーデンや、花畑風のメドウガーデンなど景観の良さでは一番の方法です。

日照や乾燥具合で育てられる植物が違いますが、選ぶ楽しさも味わえます。

デメリット

植物を綺麗に育てる、枯らさないためには、日頃から水やりや花柄摘み、肥料などの手入れが欠かせません。

良く広がるグランドカバー植物でも、剪定でエリアをコントロールしたり枯れた部分の葉を取るなどの作業があります。

植える植物によっては、雑草の生える余地が大きく雑草対策の効果は低いと言えます。

人工芝

 

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メリット

人工芝は枯れることがないので、季節、環境に関わらず、一度敷いてしまうと青々とした芝生を保ってくれます。

水はけもよく、雨の日の泥対策にもなります。

施工時に防草シートを敷いておけば、雑草も一切生えてきません。

デメリット

人工芝の価格が1平方メートルあたり2,000~5,000円程度、施工業者に頼んだ場合は1平方メートルあたり3500~7000円程度かかります。

DIYで施工も可能ですが、下地の凹凸や水はけの処理で出来栄えが変わるのでプロにまかせた方が長持ちする場合もあります。

5年以上使用すると劣化がはじまるため、定期的な張り直しもあり、天然芝よりも高コストです。

防草土


メリット

ホームセンターで手軽に購入できる「防草土」「固まる土」は、地面を固めて雑草が生えてこなくなります。

防草効果がとても高いうえ、見た目には土のようなので、コンクリートよりも自然の風合いが楽しめます。

土を撒いて、水をかけるだけという手軽さも大きなメリットですね。

デメリット

水は浸透するのですが、普通の土にくらべると水はけがわるくなり、水たまりができやすくなります。

コンクリートより強度が低いこともあり、経年で割れができやすいためその都度メンテナンスが必要です。

水はけの悪い場所や日陰では、苔やカビのような黒ずみが目立つことがあります。

コンクリート


メリット

コンクリートを隙間なく敷き詰めると、雑草は一切生えてきません。

耐久性が高く、人や車が通る場所にも、安心して使うことができますし、凹凸がないため歩きやすい庭になります。

排水溝などで排水のコントロールがしやすく、水たまりやぬかるみができないのも利点です。

デメリット

広い面積を均一に施工しようと思うと、専門業者に任せた方がいいといえます。

面積、整地の程度などで差が出ますが、1平方メートルあたり10,000~15,000円が施工費の目安になります。

また、撤去の際にも費用が掛かるため、慎重に検討してください。

まとめ

土の庭の改良方法を見てきましたが、庭の利用目的や環境によって様々な方法がありました。

適した方法を組み合わせることで、使いやすくてオリジナリティのある庭ができるはず!

それぞれのメリット・デメリットも合わせて、お庭づくりに取り入れてみてください。