鉢で育てる観るトオガラシの育て方

観葉植物

盛夏のころは花も少なく、花壇に彩りが減る時期です。そんな中ビタミンカラーで元気なのがトオガラシです。

 

トオガラシといっても、食べる品種ではなく、純粋に観賞用のものがあります。かわいらしいトオガラシの育て方を見てみましょう。

トオガラシの育て方。

一般的にはタネから育てます。5月~6月ごろの、完全に暑くなってから種をまきます。土は水はけがよく肥沃なものがよいでしょう。というのも、鑑賞しているあの部分は「果実」にあたり、栄養分が豊富でないと実をたくさんつけられません。

 

通常の草花よりも肥料を多めに与えます。花がつく前からしっかりと葉を茂らせることで、光合成をおこない実付きもよくなります。元肥プラス二週間に一度は化成肥料を追肥しましょう。

実の方に栄養が行くようにリン酸分の多い肥料を

実がつく頃になると、葉を茂らせるよりも実の方に栄養が行くようにリン酸分の多い肥料を施すとよりよいでしょう。実は一般的に緑→黄色→オレンジ→赤という風に熟していく度合いで変化するので、長い間楽しめます。

 

最近では紫色になる種類や、形もぷっくりとした丸いもの、細長くうねうねとしたものなどさまざまあります。たくさん実をつければかなり見栄えのする鉢になりますので丁寧に育てていきましょう。

日当たりを好むので日当たりの良い場所に

日当たりを好むので、なるべく長い時間日が当たる場所に置きます。美しく色を変えるためには日光が必要なので、よく日に当てましょう。水やりは基本的に毎日行います。真夏の夕方など、葉がしおれているときには夕方にも水をやります。

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夏に実をつけた状態で販売されているものを手に入れたときには、植え替えをすることで枝を伸ばし、大きく育てることもできます。

 

その場合には植え替えの際に少しだけ根を崩して傷つけ、新しい根を出してやりましょう。新芽の伸びがよくなります。逆に、あまり大きくしたくない場合には根鉢を崩さずそのまま植え付けます。

トオガラシの魅力は「長く楽しめる」こと

原産地では多年草として扱われていますが、日本では基本的には一年草になります。冬に5度以上の場所に置くと、冬越しすることもありますが、実をたくさんつけていたりすると本体が弱っている場合も多く、あまり成功しません。

 

というのも、トオガラシの魅力の一つに「長く楽しめる」という点があげられます。暑い盛りから寒くなるまで、ずっと実を楽しむことができるのですが、そうした場合やはり木そのものが弱くなってしまいます。

 

冬越しをさせたい場合には早くから実を取り除く必要があり、そうなると楽しめなくなるというデメリットがあります。実がカラカラになるまで楽しんだ後は、クリスマスリースに使うなどしても楽しめます。