西日に強いシンボルツリーはカエデです。
紅葉する代表的な木で、北半球に158種類が自生しています。
日本ではそのうち26種類が見つかっていますが、1種類だけが常緑で他は落葉します。
赤や黄色、オレンジといった様々な色を楽しむことができ、春紅葉と呼ばれる新芽の時期も鮮やかです。
トウカエデといったヨーロッパやアメリカに自生する種類も育てることができるのでおすすめです。シンボルツリーとして庭に植える場合は、水遣りが不要です。
紅葉を楽しむには11月~12月に植えて、十分に日光を当てる必要があるので、西日に適しています。
カエデを剪定するのは非常に難しいですが、細い枝を残して太い枝を切るのがポイントです。
年が明けるとカエデは再び活動を始めるので、冬場に剪定を行わないようにします。
ヤマボウシもシンボルツリーにいいかな
またヤマボウシも西日に当たっても枯れません。
ヤマボウシは狭い庭やベランダでシンボルツリーとして活躍します。
剪定をしなくても形が自然と整うので、園芸に詳しくなくても育てられます。ヤマボウシの花はハナミズキの花に似ており、先端が尖っているという違いしかありません。
花は5月~6月に咲き、庭全体を清潔感のある白色で埋め・・・株立ちのヤマボウシになると和風・洋風の庭にも似合う庭木です。
ヤマボウシは落葉樹ですが、中国に自生しているものは常緑の品種があります。
最近日本でも出回っていますが、日本産のヤマボウシより花の鮮やかさに欠けます。花が咲き終わったら、果実を楽しむことができます。
8月~9月に赤くて熟した実を収穫し、濃厚な甘味を感じられます。マンゴーやバナナに味が似ており、レモンを加えてジャムやホワイトリカーで果実酒を作るなど日常生活に安らぎを与えてくれます。
その他の西日に強いシンボルツリーは
その他にも、何種類か西日に強い樹木をあげてみたいと思います。
常緑樹で人気の樹木としては、シマトネリコ、オリーブの木などは近頃大人気の庭木ですが、西日の当たる場所でも支障なく生育させることができます。
シマトネリコは比較的寒いところでも育ちます。オリーブの木は根が浅く張る特徴があるので、根付くまでは風などで倒れないようにしたほうがいいでしょう。
また、コニファーなどでも種類によっては西日に強いものもあります。コノテガシワやエレガンテシマなども強いほうでしょう。コニファーなどは、管理もしやすいのでシンボルツリーにはおすすめの木です。