シャクナゲは、キレイで華やかな花を咲かせる庭木としてとても人気があります。シャクナゲはツツジ科の植物で日本シャクナゲと西洋シャクナゲとに分けて、扱われています。
シャクナゲは本来が高山植物で、夏の暑さ、冬の寒さが苦手です。高山植物なのに寒いのが苦手とは・・そんなシャクナゲの剪定方法や時期についてご紹介します。
シャクナゲの剪定時期はいつがいい
シャクナゲは、花を咲かせた後に実を付けます。実を作る為には多くの栄養が必要となるため、まずは花がら摘みまたその時期に剪定も同時に行います。
剪定時期として適期なのは大体4月から7月中旬までの間で、この時期は新芽が出る前の時期なのでそれ程木に負担を掛ける事無く剪定する事が出来ます。
基本的にシャクナゲはハサミなどでカットして木の形を整えるタイプの植物ではありません。自然に成長させていき、余計な所だけ取り除く形を選びます。
シャクナゲの剪定の方法は
その為、通常春から夏の初めにかけて行われる剪定では花がらを摘み取る事と、新芽を摘み取る、この2つが行われます。こうする事によって実が出来る事も無く、また来年も花を咲かせる事が出来ます。
ただ、そのまま成長させてしまうとどうしても周りの枝に比べてやけに成長してしまったと感じられる物が数本出てくる場合があります。
その場合はその枝だけを切ります。
その場合は周りの残す枝に長さを合わせてハサミでカットすれば良く、これに関しては剪定時期を気にする必要はありません。
だから見つけた時についでにカットするという事も可能です。他の木の場合は太い枝をのこぎりで切ったりする事も有りますが、そういった作業は基本的にシャクナゲでは必要ありません。
種類によって剪定の方法がかわる
現在、世界各国には沢山のシャクナゲが存在しており、日本の庭に植えられている物もたくさんの種類あります。
それぞれの品種によっても特徴が違う事も多く、その一つとして剪定できるものかどうかというのが有ります。
中には枝や葉をハサミなどでしてしまうとうまく成長が出来なくなってしまう物もあるため、そのタイプを植えた場合は形を整えるというよりは余分な枝だけを取り除く方法を選びます。
カットしても良いというタイプかどうかを見分ける方法の一つが幹を見てみるという事です。
幹の途中から若葉等が出ているタイプの方は、新芽が出やすい種類なので剪定をしても耐える事は出来ますが、幹の途中から何も出ていないのであれば、カットしてしまうとそれ以上葉等が増えない可能性もあります。
カットしても大丈夫な種類を植えている場合は、周りの余分な枝葉をカットして小さくする事が出来ますが、カットすると木に負担を掛けてしまうタイプの場合は出来るだけカットする回数を減らし、幹を成長させる事を先に行います。
そうする事によってしっかりと太い幹のシャクナゲに成長していく為、植えたばかりの時に比べるとバランスの良い木にする事が出来るからです。