シャクナゲの育て方・・・剪定や肥料の仕方は

常緑樹の剪定

シャクナゲはその姿の美しさと育てやすさから高い人気があります。また、低木であることも庭で育てることに向いているポイントです。

 

シャクナゲは高山植物であるため、自然界では涼しくて湿度の低いところに自生しています。

シャクナゲの植える場所

その環境を庭でも作り出すことが育てる時に重要となります。春に花を咲かせる特徴がありますが、昨今の日本では春でも暑い日が多いので、特に直射日光を避けた涼しい場所で育てることが大切です。

 

広葉樹などを植えている場合はその近くだと適度な日陰になるため、育てやすいポイントと言えます。

シャクナゲの植える時期

シャクナゲを植える時期は真夏と真冬を避けた3月や9月が良いとされています。苗以外にも鉢植えから植え付けることや、地植えを行うことが出来ます。

シャクナゲの植える土や肥料

シャクナゲは湿気を嫌う特徴があるので、土には水はけの良い酸性の物を使用します。

 

市販のツツジ専用土や山野草用土をそのまま使うことも可能です。そこに赤玉土やバーミキュライトを混ぜ合わせるとより質の良い土となります。

 

肥料を与える時期は主に3月と9月です。3月は開花するために栄養が必要となり、9月には冬を越えるためのエネルギーが必要となります。冬の間は肥料を与えないのも育て方のポイントです。

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また、2年に1度くらいのペースで植え替えを行うことが大切です。植え替えの時期は苗を植える時期と同じでやはり夏と冬を避けた時期が好ましいと言えます。

 

根は乾燥しやすいので水やりはやや小まめにしておきましょう。特に夏場はたっぷりと水を与える必要がありますが、土の水はけが悪くなっていないか注意を払うことも大切です。

シャクナゲの剪定

シャクナゲは花を咲かせた後に結実します。この結実にはたくさんの養分が必要となるので、花芽は適度に切り落としておくことが重要です。

 

一つか二つの花芽に専念させるように剪定することによって、翌年にも花をつけてくれるようになります。結実すると種が出来るので、その種を蒔くことで増やすことが出来ます。

 

ただ、種まきから花を咲かせるまでには時間がかかるので、接ぎ木で増やすケースも多いです。接ぎ木の際には台木と接ぎ木が同じ高さになるように注意し、発根促進剤を使った状態でテープで固定します。

 

接ぎ木をするタイミングは開花の1ヶ月ほど前である2月くらいが良いとされます。もし、上手く開花しない場合は日本の暑さにも強いように改良された品種を選ぶことも可能です。カラーバリエーションが多いのも大きな魅力です。