気温が上昇してくると、活発になってくるのは動物だけに限ったことではありません。虫などもどんどん活発になります。その中でもスズメバチの活動が活発になると、色々と厄介です。スズメバチに刺されるとアナフィラキシーショックで最悪の場合、死ぬこともあります。そのため、駆除する際には注意が必要です。
スズメバチを自力で駆除する場合、必要なものとして防護服や頭を守るネット、殺虫剤、長い棒、ごみ袋などが必要です。
防護服といえば白い服がおなじみですが、黒などの濃い色だとスズメバチがそれに向かって襲いかかる可能性が高く、絶対に避けましょう。防護服を着なくても駆除はできますが、高所での作業を伴う場合、簡単に逃げることはできないので襲われた時の対処のことを十分に考えておきましょう。
では実際にスズメバチの駆除の方法は
まず少し離れた所から殺虫剤を噴射します。ある程度長い時間の噴射が必要なため、大容量の殺虫剤が求められます。
次に、棒で巣を突いて、巣をごみ袋の中にうまくいれます。失敗した場合には慌てることなく、ゆっくり撤退するようにしましょう。
そうしないと、スズメバチはすぐに襲いかかってくるため、これ以上の刺激を与えないためにも怖いかもしれませんが、ゆっくり撤退することをおすすめします。
そして、巣を袋に入れたら、殺虫剤を噴射しながら袋の口をしばり、処分します。ここまでの一連の作業は、スムーズに行うことができれば数分で終わりますが、場所によっては長期戦が予想され、また、高所などの作業を伴う場合は転落の危険などを考慮する必要があります。
スズメバチに刺されたら
万が一、刺された場合、アナフィラキシーショックのことを考えておかなければなりません。通常、2回目に刺された時に発症すると言われ、発症から10分程度で呼吸困難や全身のじんましんなどを併発し、死に至ることもあります。
中には1回刺されて発症する人、何回刺されても発症しない人など様々ですが、刺されたらこういう症状になることを覚悟しなければなりません。
刺された場合、すぐにその場から離れ、傷口を真水で洗うことが重要です。それで毒を洗い流せるからです。そして、傷口に薬を塗り、患部を冷やして様子をみます。できることなら、最初からポイズンリムーバーという毒を吸い取る器具を用意しておくと万が一のときに、腫れを緩和してくれます。
万が一、アナフィラキシーショックに見舞われた場合には、すぐに救急車を呼びましょう。ぐずぐずしていると死亡する可能性もあります。
ススメバチ駆除で注意すること
スズメバチに限らず、蜂は本当に危険です。少しぐらい刺されてもと・・私も思っていましたが、アナフィラキシーショックに見舞われました。大事には至らなかったですが今度刺されたら危ないということで、ハチが活動する時期はエピペンというアドレナリンの一種で解毒作用があるものを携帯しております。
エピペンは、太ももの前外側に注射すれば急場をしのぐことはできます。その後、救急車を呼んで本格的な治療をしてもらうことになります。
スズメバチの駆除を、実際に行うのであれば、専門の駆除業者に頼むことをオススメします。なぜなら、専門の業者さんに聞いた話ですが白い服の防護服でもスズメバチの針が貫通するときもあるそうです。