冬から春にかけて、いたるところに芽吹く雑草には非常に多くの種類があります。一軒家の場合ですと、庭がある家には大変困る雑草もたくさんあります。そんな代表的な植物の中にスギナという植物があります。
どんなものかと言いますと、誰でも一度は目にしたことがあるツクシ、これが大きく成長すると非常に厄介なスギナになるのです。トクサ科の多年草という冬になっても枯れない習性を持ち、高さが30cmから伸び大きくなれば60cmほどにも育ちます。
ツクシなので春には胞子を飛ばし繁殖し、地下茎による繁殖もするので見かけたらすぐの駆除が大切になってきます。放っておくとみるみる増えてしまうからです。
根っこから枯らすなら除草剤がいいかな
増えたものを駆除するには労力と根気が必要になりますが、むやみやたらに抜いても、土の上に出ている葉の部分のみが抜けて、根は残ることになります。
根が残るとそこからまた繁殖してしまうので、しっかりと根まで抜くか薬品で枯らすことを考えなくてはいけません。となればやはり除草剤が一番手っ取り早い方法と言えます。
しかしどんな物がいいのかを考えるときにヒントになるのは根っこまで枯らしてくれる除草剤を選ぶことでしょう。
除草剤を購入するならホームセンターがいいかな
有名な物はどこのホームセンターでも売っているので、散布したときに葉からも根からも吸収して枯らすようなものを選ぶことをお勧めします。
MCPP液剤 ・アージラン液剤 (芝生の中のスギナにも効果的)
非選択的除草剤
バスタ・ラウンドアップマックスロード
他にも、除草剤はたくさんありますので、お店の方に聞いてみるとよいでしょう。
除草剤散布で注意することは
庭に植えてある花や木、小さな子供やペットなどには有害であるので、一度に多くを散布するよりも根気よくスギナだけに絞って散布するようにしてください。
また自身もマスクやゴーグル、手袋など用意して、終わったら手洗いうがいも忘れずにするようにしましょう。刷毛で塗る方法も効果的です。
このやり方なら薬品があちこちに飛び散ることもありませんし、ピンポイントでスギナだけに塗ることが出来ます。しかし広い範囲ではこの作業は向いていないので注意が必要です。
雑草抜きも非常に有効的な方法
スギナ以外にも地下茎から侵入してくる雑草や胞子での繁殖するような雑草は多くあります。また意外にも鳥や猫などといった動物が運んでくる場合などもあります。
猫であればヒッツキムシなど、鳥であれば口にくわえて食べてる途中で庭に落ちるなどして、いつのまにか大切な庭が雑草だらけになることも珍しくありません。
春のうちだと、まだ目が柔らかく、根もそれほど深く張っていない場合があるので、夏になる前の雑草抜きなどは非常に有効な方法です。花粉症の原因にもなることもあるので、庭にも普段から目をやっておくことが大切です。