スモークツリーの花後の剪定と剪定時期はいつ

スモークツリー

淡いピンクやラベンダーカラーが印象的でシンボルツリーとしても人気の高い「スモークツリー」。

 

フラワーアレンジなどでもほかにはない個性と立体感からアクセントとしてよく用いられます。

 

今回は花後の適切な手入れの仕方や剪定、さらに剪定時期についてまとめてみました。

スモークツリーの特徴はふわふわとした「穂」

この樹木の特徴はなんといっても可愛らしいふわふわとした「穂」にあります。この淡く色づいた部分は花ではなく、花後についた「穂」なのです。

 

梅雨明けから初夏に欠けて咲く花は枝先に小さくまとまっています。形は梅に似ていると言われています。

 

花がついている末枝の部分や蕾、そして花びらの裏側は、これから色づく「穂」の、カラーを連想させる色合いをしています。

 
毎年花を咲かせ、その後のふわふわとした「穂」を楽しむには花後の剪定が欠かせません。

 

スモークツリーは非常に生育旺盛な樹木です。ですから、その形を整えて次のシーズンにも見栄え良く美しいシルエットを形成するためにも剪定は大切な作業です。

スモークツリーの剪定と剪定時期は

剪定時期は秋の初めから晩冬にかけて行うのが理想的です。植えて間がないスモークツリーの樹木は特に枝の伸びが良いのでそのぶん、シルエットも乱れてしまい、見苦しいものになりがちです。

 

全体をよく観察しながら伸びすぎた部分や密集している部分また細く成長の遅れている部分は切り落としてあげましょう。

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スモークツリー 剪定

このように枝を切って形を整えることは、次に伸びる若く元気な枝のためにもなります。

 
剪定する際に気をつけたい点は「切り過ぎないこと」です。

 

剪定時期と次のシーズンに咲く花芽が作られる時期が重なってしまう場合があるので、必要以上に切り過ぎると次シーズンに花が咲かない原因になることも。

 

花が咲かないと特徴的な「穂」もできませんので、くれぐれも注意して下さい。

スモークツリーは比較的育てやすい

スモークツリーは生育が旺盛なだけでなく、気温の変化などにも比較的強い樹木です。また特に心配する病気などもないので、一般のご家庭でも手軽に栽培することができる品種です。

 

ただ湿気には弱い特性を持つので水の与えすぎにも気をつけましょう。

 

肥料は地植えの場合には植えつける際に土に元肥を混ぜておけば、その後はほぼ必要ありません。

 

鉢植えで育てる場合には冬の間にのみ、緩やかに作用する肥料を与えれば大丈夫です。この時の肥料をエネルギーにして次シーズンの花芽や若い枝が伸びる準備を始めていきます。

 
スモークツリーはそのカラーバリエーションがとても豊富。よく見かけられるホワイトや薄いピンクのほかにレッド系やグリーン系まであります。ご家庭のお庭の雰囲気や建物のカラーとリンクさせて植えるのも楽しくお洒落ですよ。