スモークツリーを鉢植えで育てたい注意するポイント3つ

スモークツリー

ほわほわとした煙が枝についているようなスモークツリー、秋に紅葉するのも美しいです。実はスモークツリーは雌雄異株で、煙のように見えるのは花が咲いた後の状態です。

 

流通しているのは雌株だけなので、ちゃんと花を咲かせればスモークはつきます。鉢植えで管理するときに注意するポイントを3つ見ていきましょう。

1.用土は水はけを意識した配合にしましょう

1つ目、スモークツリーは湿った環境が苦手です。用土は水はけを意識した配合にしましょう。市販の培養土に赤玉土を3割ほどまぜれば、通常の鉢よりもより水はけがよくなります。

 

水分を含みやすい腐葉土を使う場合は鉢底石をやや多めにして、水が抜けやすいようにします。水やりは少なめでよく、あまり手間がかかりません。

 

日当たりを好むので、日陰やじめじめした環境にはおかないようにします。直射日光を浴びても葉焼けなどは心配ないので、なるべく戸外に置くようにします。

2.スモークツリーの剪定のポイント

2つ目、スモークツリーの花は、若い枝にしか付きません。つまり、その年に伸びたばかりの枝にだけつくので、春に伸びた枝を剪定してしまわないように注意します。

 

剪定は秋から冬の時期に行うのがよいでしょう。枝はかなり勢いよく伸びるので思い切って切った方が枝が込み合わず新芽も伸びやすくなります。

 

毎年剪定しておかないと形も崩れてしまいますし蒸れて虫がつきやすくなるので、短めにしておきます。周りをカットするだけでなく、枝をすいて見通しがよくなるように枝を切っていきます。

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剪定の際、樹液が手や衣服につくとにおいが取れにくいので注意しましょう。

3.鉢植えの場合には植替えは大事

3つ目、鉢植えのスモークツリーは樹勢が強いので、毎年植え替えを必要とします。鉢が小さいうちは一回り大きい鉢を用意しますが、最終的には地植えが望ましいとされています。

 

真冬を避ければ、秋から春までの間に植え替えることができます。落葉樹ですので、葉が落ちたら植え替えをしましょう。植え替えをしたばかりの時には根鉢をあまり乾かさないようにします。

 

とはいえ冬になると土も乾燥しにくいので、表面が乾いたタイミングでやるようにしましょう。一度根付いた後は通常のようにあまり水やりは必要ありません。

 

春になり新芽がたくさんつけば、それだけ花穂がたくさんつくということです。若い枝がたくさん出るように乾燥気味に保ち、明るい戸外に出すようにしましょう。

 

寒さには強いので心配はいりません。肥料もほとんど必要ありませんが、落葉し始めたころの12月と、新芽が出るころの3月ごろに緩効性肥料を適量与えるとよいでしょう。