庭の切り株にシロアリ駆除の方法は

庭木の種類・知識

屋外にシロアリが出た場合の有効な駆除方法としては灯油を使用する方法があります。シロアリの巣は基本的に地中にありますが切り株を餌とする場合が存在します。

 

切り株を引き抜いて処分できれば良いのですが、それが難しい場合には切り株にドリルで穴を開けて灯油を流し込みます。シロアリは化学物質に弱い性質を持っているので、灯油に触れると死んでしまいます。

 

個体が全て死滅するまで毎月灯油を注ぎ続けることで、安価にシロアリ駆除を行うことができます。また切り株を引き抜いて処分できる場合には、抜いた後に洗剤を1リッターほど撒いておく方法も効果があります。

 

家の柱や壁を食べてしまうシロアリは恐ろしい昆虫というイメージがありますが、1匹1匹は非常に弱い存在です。洗剤に触れさせるだけでも駆除することができます。

灯油や洗剤以外にもベイト剤と呼ばれる薬物効果的

灯油や洗剤を撒く方法以外にも、ベイト剤と呼ばれる薬物を設置する方法があります。ベイト剤は個体が脱皮することを阻害します。

 

人やペット、植物などには効果がないので安心して使用できます。また使用方法も基本的に置くだけで良いので手軽に駆除作業が可能です。

 

具体的には家の周りの被害部分に養生テープで固定したり、基礎や犬走の周辺に埋めます。一般的な駆除剤のように大量散布する必要はありません。そのため切り株に侵入された場合にも周辺にベイト剤を埋めておくだけで、簡単に退治することができます。

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ベイト剤は個体が脱皮するのを防ぐ効果がありますが、遅行性のため個体が食べてから死亡するまで時間がかかります。

 

ベイト剤を食べた個体は一度巣に戻ります。巣に戻った個体から別の個体へとベイト剤が伝播し、巣全体を全滅させることができます。

ベイト剤は時間と手間がかかります

ベイト剤を使用する場合には1か月から2か月程度の感覚でベイト剤の下に集まっている個体の状況を確認します。

 

設置したベイト剤が不足している場合には新しいものを追加し、さらに様子を見ます。半年以上個体が確認できない場合には設置場所を変更します。

 

敷地内に複数の巣が存在する場合もあります。そのような場合には設置個所によって状況が異なるので、作業が終了した場所以外のベイト剤はそのままにすることが重要です。

 

ベイト剤を設置する場合にはなるべく多く設置すると高い効果を期待できます。一定期間ベイト剤を設置して個体が確認できなくなったら作業は終了です。

確実に駆除するなら業者にお願いしましょう

確実に個体を退治するためには長い時間と根気が必要となります。個人で作業を行うことも可能ですが、一定の知識と経験も必要となるので時間的に余裕がない場合などは専門業者に依頼するのが合理的です。