芝焼きの時期はいつがいい

芝生の手入れ

芝焼きは空気が十分に乾燥する冬場に行うのが基本ですが、その中でも適切な時期があるため、気候条件にも配慮しながら計画を進めていきます。

芝焼きは2月頃が適切なのは

12月の段階では早すぎるため、しばらくは様子を見ていきます。年末年始の時期には芝の色彩も茶色に変化して、徐々に燃やしやすい状態になります。2月を過ぎた段階で準備をして、本格的な芝焼きを行うことにします。

 

2月頃が適切なのは、春の温かさが本格化して新芽が出る準備を始めるためです。ソメイヨシノが満開になる時期に行ってしまうと、大切な新芽を焼き払ってしまいますから、その後の成長を阻害する可能性が高まります。

 

遅くても3月上旬までには作業を終えるようにすれば、その後の成長も十分に促進して、初夏を過ぎれば緑色が鮮やかな芝生になっていきます。

芝焼きは風向きを考えながら

太平洋側の地域では、芝焼きの時期には北西の季節風が強いことが多いのが問題です。強風の環境下で行うことは非常に危険ですので、風向きを計算することが欠かせません。

 

2月に冬型気圧配置になるときには、数日は様子を見ることにして、移動性高気圧の気象条件になったときがチャンスです。数日前から天気予報や天気図を参照しておけば、近所に迷惑をかけない状態で行えます。

 

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夏場には害虫が発生しやすくなることから、芝焼きを実施したくなる場合もありますが、やはり冬場にしたほうが無難と言えるでしょう。

芝焼きは夏とか秋はダメ?

夏場には湿度が非常に高く、芝生も水分を十分に蓄えていますので、この状態で燃やせば大量の白煙が発生します。完全な成長期にあたる季節に燃やしてしまうのは、今後のことを考えると好ましくないのは明らかです。

 

夏場が駄目なら秋にしたいところですが、この場合にも上手に行うことができません。芝生の紅葉が始まったばかりの段階で燃やしてしまうと、春までの期間が長すぎることも問題です。このようなことから、本当に適切な時期は2月から3月上旬になることが明白なのです。

芝焼きの時間帯にも配慮する

もっと細かく考える場合には、芝焼きの時間帯にも配慮することができます。2月の早朝を選ぶ場合には、冬場であっても若干の湿気があり、霜が発生していることも考えられます。

 

夜にすれば近所迷惑になる可能性が高く、安全を確保することも難しくなるため、結局のところは昼前後に行うことが理想です。

 

前日までの積雪が残っている場合には、全く違った対策を行う必要もあります。積雪があっても天気が穏やかな晴天になる場合には、前日までに除雪しておけば、翌日には快適な環境で作業を行えます。