昨今ではDYIがブームとなっていますが、その中で自分で芝生を植える方も増えています。芝は日本を代表する文化であり、それが形を変えつつ受け継がれています。
一見難しそうに思えるかもしれませんが、張る時期と張り方を間違えなければ、誰でも簡単に育てることができます。
芝生を張る時期について
まず芝生を張る時期ですが、これは植物が徐々に成長していく春が良いとされています。具体的には3月から5月です。
この時期は芝の根の活動が活発になるため、非常に育てやすいと言えます。この時期のすぐ後になると梅雨を迎えますが、芝にとって梅雨はマイナスではありません。
梅雨でたっぷりと水分を得ることでより一層力強くなります。北海道など梅雨のない地方では水を多めに与えておくことをお勧めします。
春がベストシーズンではありますが、秋であっても工夫次第では植えることができます。
芝生の張り方について
整地はしっかりと行なう
次は芝生の張り方です。 まずは整地を行い、土を肥料と混ぜて解していきます。地道な作業ですが、ここをいかに丁寧に行うかによって芝の育ち方が大きく変わります。
雑草や石などは確実に取り除いておきましょう。石があっても芝は育ちますが、芝刈り機の刃を傷める原因にもなるのでやはり除去しておく必要があります。
芝生の張り方の方法
芝生の張り方はいくつかありますが、初めて行う方はマット芝を敷いていく方法をお勧めします。マット芝はホームセンターやインターネットで購入できます。
マット芝は敢えて少しの隙間を空けながら敷いていきます。これは芝の成長を見越してのことです。芝が育っていくにつれてちょうど隙間が埋まり、美しく見えます。
芝生の張り方一般的にはベタ張り・目地張りですが、碁盤の目を1つ飛ばして埋めていくような敷き方の市松張りという張り方もありこちらはデザイン性が良いだけでなく、張る枚数が少ないので安く抑えることができます。しかし、庭一面に芝生で被うには時間が掛かります。
芝張りに目土も重要
芝を張った後は目土をいれます。目土もホームセンターで購入できる品物であり、芝生のつなぎ目を埋めるために重要な役割を果たします。芝マットと同時に購入しておくことをお勧めします。
散水は様子を見ながら入念に
目土作業が終わったら散水です。芝はしっかりと敷き詰められている状態では意外と根まで水が届きにくいことがあります。
そのため、散水はやや入念に行っておく必要があります。また、水を撒く際に芝を踏んでしまわないように注意が必要です。
散水の頻度は時期によって異なりますが、夏場には朝と晩2回ほどは散水を行った方が良いとされています。特に雨の少ない地域の方は乾燥に注意しておく必要があります。