家の生垣としてサザンカを植えて、花が咲いた時には家の周りをきれいに見せたいと思う人は多くいます。扱いやすく、白い花から赤い花、花の咲き方も品種によって様々です。
実際どういった品種のサザンカを植えるべきなのか、あまり分かっていない人も多くいます。
サザンカの生垣を作るのに考えることは
生垣にするには、どこまでの高さとなるのか、葉はどこまで大きくなるか、成長はどれだけ早いのか、花はいつ咲くのか、低温に耐えられるのかといった様々な要因が相まって作られることになります。
もちろん花のきれいさなどで選ぶのがいいのですが、それだけだと生垣としての機能が果たせないということもあります。
サザンカの品種厳選4選どれ
乙女サザンカ
サザンカの定番はピンクですが、乙女サザンカと言われる品種があります。この品種は2メートルから8メートルという高さ、1年で30センチほどという遅い成長ながら、冬の時期に花が咲き、ピンクの花が大変印象的です。
1メートルぐらいの高さで出荷されるため、実際に生垣として機能するのは1年や2年ほどかかります。そこまで待てるかどうかも大事になります。
しかしながら、どのサザンカも成長スピードは同じで、結局は花の色や花の咲き方で差がつくことになります。白い花にこだわる場合には富士の峰という品種がお勧めです。
富士の峰
富士の峰は、昔から親しまれている品種で刈り込みなどにも十分耐えることができます。開花するのは12月から1月の時期で、いくつもの白い花を咲かせてくれます。
ユーレタイド
赤い花の中心に黄色が入るものもあります。ユーレタイドという品種は最大でも5メートルくらいと若干低いものになっています。黄色い花粉、とても赤い花弁が印象的でそのコントラストが人気の要因となっています。
華子姫
白地に赤いピンクという色づかいの品種として華子姫というものがあります。華子姫は桜のような淡い色が特徴で、白い部分もピンクの部分も大変上品な色をしています。
このように品種によって色の違いは様々で、どういった色を好むかで品種を決めるというのがいいでしょう。
生垣の手入れは意外と大変です
しかし、花が咲き、葉がどんどん生えてくると周辺にも花や葉が落ちるようになり、影響を及ぼす場合があります。また花の咲く位置が通行人の顔ぐらいに来ることを想定し、どのような匂いなのかという観点で品種を選ぶということもしておきましょう。
色や匂い、そして生け垣として機能するかどうかも品種の選定においてとても重要です。
生垣の剪定は最低でも年1回の作業が必要になります。サザンカかは病害虫にも強いですが、チャドクガがよく発生しますので気をつけて管理するようにしましょう。