サルスベリの特徴
サルスベリは、幹の成長に合わせて樹皮が剥げ落ちる為に滑らかな新しい樹皮となるので、猿も滑り登れない事からその名がついたとされる一方で、花が7月から9月の約3カ月間の100日間つぎ次々に新しい花が咲き乱れる事から百日紅とも呼ばれています。
サルスベリは、一般的に1年で50cmから100cm程度新しい枝が成長するとされているので、剪定方法としては太い枝と細い枝の境目で短めに剪定し見栄えを良くするのがセオリーです。
又、毎年同じ場所で剪定するので、剪定した部位が棒突きの飴の様に形成され、剪定を重ねる毎に剪定場所が分かり易くなります。良い花が咲く様にする為に、毎年欠かさず剪定する必要があります。
サルスベリの剪定時期について
サルスベリは、ミソハギ科の落葉中高木で、中国大陸の南部が原産地と考えられています。夏を代表する花木として知られており、美しい花を咲かす上に病気にも強いということで公園や庭などに好んで植えられるケースも多く見られています。
なお、サルスベリは、その年に伸びた枝の先に花を咲かすことから、その年に伸びた枝を短く切り戻すということが基本となります。
このために、適切な剪定時期は落葉期の1月から3月までとなります。具体的には、付け根の部分から2センチメートルほど残してばっさりと切り詰めるという内容となります。
これは、枝を短く切り詰めると翌年の春に勢いのある長い枝が伸びやすく、サルスベリはその様な枝に沢山の花をつけるからです。
サルスベリのこぶを作らない剪定方法は
サルスベリは毎年、一杯に伸びた強く太い枝の先端に花を咲かせます。その為、枝を沢山伸ばすことが花を咲かせるためには効果的な方法です。
その為、前年の強く太い枝を落とすことでその部分から新しい枝がどんどん出て、花を沢山咲かせるようになります。
但し、何度も同じ位置で剪定を繰り返すとその部分がこぶになり易くなってしまいます。これを避けるためには花のついた強い枝を付け根の少し上で剪定するのが良い方法です。この方法で有ればその部分から新しく強い枝が伸びるのでこぶにならず花が沢山咲く枝が出来るのです。
サルスベリのこぶは切り落とししても大丈夫
サルスベリの剪定は1月から3月ごろに行います。基本的には、前の年に伸びた部分を、根元から2,3センチメートル残して切ります。
同じ部分を強く切り戻していると、そこがこぶのように膨らんできます。これは病気ではないのですが、木の形が崩れてくるので、目立ってきたら切り落としましょう。
切り方はこぶが取り除ける位置で古枝を切り落とします。しかし一度に多くのこぶを切り落とすと、咲く花の数が少なくなるので注意が必要です。