桜の木の育て方で大事にするのはこれを知っておきたい!

桜の木の育て方で大事にするのはこれを知っておきたい!

日本文化に馴染みの深い桜は春を象徴する花でもあり、桜の木は学校や街路だけでなく庭園においても幅広く植えられています。

 

桜の木は大多数の日本人に好まれていますので、このような桜の木を自宅で育ててみたい人も多いのではないでしょうか?

 

庭木以外に鉢植えや盆栽でも桜を育てることはできますが、桜の木を育てる際にはいくつか大事にすべき内容が存在します。

 

桜の木の基本知識や主な園芸品種を踏まえつつ、知っておきたい育て方のポイントや注意点をチェックしてみましょう。

桜とは

日本列島のほか、東アジアやヨーロッパなど北半球の温帯に広く分布している桜は、バラ科モモ亜科サクラ属の落葉樹です。

 

春の花木を代表する桜は3月から4月の開花期に美しい花を咲かせ、桜の開花予報や開花速報はメディアを毎年賑わせています。

 

桜は開花具体に応じて咲き始めや三分咲きのほか、五分咲きや七分咲きに加えて、満開や散り始めと表現されます。

 

開花具合に対してこれほど注目が集まる花木は世界的にも珍しく、日本国内で桜は公的機関のシンボルとしてもよく用いられています。

 

景観の人気も高い桜の木は神社や寺でも育てられていますし、総じて桜の木は日本で特別な地位を占める花木といえるかもしれません。

 

ほとんどの桜は雌雄同株で樹高は3メートルから20メートルほどになり、互生葉序している上に葉は楕円形で鋸歯があります。

 

もちろん落葉樹の桜は秋になると葉が紅葉するため、開花期だけでなく桜紅葉も桜の見どころに数えられるでしょう。

 

なお、桜の果実以外にも花と葉は食品に利用されやすく、木そのものは材木になって樹皮は生薬に使われます。

桜の木には多彩な園芸品種がある

日本国内に自生する桜の基本的な野生種は15種ほどに限られますが、桜の園芸品種は300種以上になっています。

 

こうした園芸品種の中でも、特に認知されている桜の園芸品種は以下の通りです。

 

★大型の美しい花がいっせいに開花するソメイヨシノ

 

★4月中旬から下旬に八重咲きの独特な花を咲かせるフゲンドウ

 

★春と冬に年2回開花する家庭栽培向きのジュウガツザクラとフユザクラ

 

★樹高が高くなり過ぎない庭木向きのベニシダレとケイオウザクラ

 

★白い大輪の花に芳香があるスルガダイニオイ

 

★葉の色に近い緑色の花が開花するギョイコウ

 

桜の代名詞に相当するソメイヨシノは日本全国に植栽されていますが、ソメイヨシノのほかにも桜の木には多彩な園芸品種が揃っています。

 

中には家庭栽培に適した園芸品種も含まれますから、自分で桜を育てたいときには園芸品種選びから始めていきましょう。

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桜の木の育て方

桜の木は風通しと日当たりの良い場所を好みますが、西日が強く当たり過ぎる場所は桜の木に適さないので注意してください。

 

耐寒性と耐暑性をいずれも相応に備えるため、西日に注意しつつ、桜の木を肥沃な土地に植えつけできれば栽培環境は問題ありません。

 

基本的に地植えをした桜の木は水やり無しでも育つものの、夏に乾燥が続く場合には2週間に1回程度は水やりが必要不可欠になります。

 

また、桜の木を植えつける際には事前に元肥を入れた場所を選び、地植え後にも晩秋から冬に寒肥を与えることが大切です。

 

桜の木に対して寒肥をしっかり与えないと花を咲かせる栄養が足りず、開花が少なくなる結果につながります。

 

そもそも地植えした桜の生育状態が良好で無いときには、花後に追肥を行っても構いません。

 

もしも桜の木を鉢植えを使って育てるのであれば、2年から3年に1回は植え替えの実践を欠かさず行いましょう。

桜の木を育てるときに知っておきたいポイント

桜の木における根は浅く水平に広がりますが、こうして広がった根から新たなひこばえが生える場合は少なくありません。

 

ほかの樹木に隣接する形で植栽しても、桜の樹形は崩れやすくなってしまうのでくれぐれも気をつけてください。

 

ひこばえの切り取りを含め、桜の栽培では剪定を要しますが、桜の木は傷つくとそこから腐りやすい性質を持っています。

 

桜の木を腐らせないためにも剪定時には切り口に癒合剤を塗り、桜に雑菌を入り込ませないことが桜を育てる上で重要なポイントに該当します。

 

どうしても剪定を要する状況で無ければ、あえて剪定をしないでおくことも桜を育てる際の選択肢になるかもしれません。

桜の木にて心配される病気や害虫

桜の木を育てるときに注意すべき病気には、枝がこぶ状に膨れ、その箇所から細い枝が無数に生える天狗巣病があります。

 

天狗巣病になった枝には花が咲きませんから、天狗巣病を見つけたときには病気の枝を付け根から取り除かなくてはいけません。

 

さらに地際や根にこぶ状の隆起物ができる根頭がん腫病も、桜の木に発生する病気の一種です。

 

根頭がん腫病が発病すると桜の枯れ死があり得るので、こぶの切り取りと土壌消毒を併用する対処が欠かせません。

 

一方で、桜の木で心配される害虫には、アメリカシロヒトリやオビカレハのほか、カイガラムシやクビアカツヤカミキリが当てはまります。

 

桜の木に害虫を見つけたら取り除き、土壌に蓄積されないタイプの殺虫剤を定期的に散布しましょう。

まとめ

バラ科モモ亜科サクラ属の桜は、春に美しい花を開花させる日本文化とも関係が深い落葉樹です。

 

園芸品種のソメイヨシノがよく知られますが、桜の園芸品種には庭木や家庭栽培に適した品種も並んでいます。

 

桜の育て方では、西日が当たり過ぎない栽培環境選びと、開花を実現させるために寒肥を与えることが大事なポイントになります。

 

傷つくとそこから腐りやすいのが桜の木なので、桜の剪定時には癒合剤を忘れずに役立てていきましょう。