昔から、桜切るばか梅きらぬばか、という言葉があり、桜の木は切ってはいけないと言われてきました。なぜこのようなことがいわれるかというと、桜の木は切ってしまうと切り口から腐ってしまいやすいからです。
菌が入って腐ってしまうため、切った枝だけでなく、木の全体に悪影響があり、下手をすると気が腐ってしまう事もあります。そのため、桜の木は切ってはいけないと言われているのです。
しかし今は便利な事に、この菌を繁殖しにくくするための薬剤があります。ホームセンターで手軽に手に入るので、どうしても桜を剪定する必要がある時には用意してから剪定すると良いでしょう。
桜切ってはいけないと言われても、伸び放題にできない
花見をするには、自由に空へ枝を伸ばし、咲き誇った桜は美しいですが、限られた自分の庭に植えた桜であれば、ある程度コンパクトに割いてもらう必要があります。
切ってはいけないと言われても、伸び放題にするわけにもいきません。薬があると言っても、切るベストなタイミングと、切り方にもコツがあります。
桜を剪定する時期はいつがいい
桜は落葉樹なので、葉が落ちてからが剪定に良いタイミングです。冬になる前11月〜12月、葉が落ちたらすぐに切る枝を決めて剪定する方が良いです。
間違えても花が枯れたからと言って、葉で栄養分を作って貯めている最中の夏場などに切ってしまってはいけません。また、切り方は枝の根元からスパッと切るのが良いです。
切り口がすっきりしていた方が、菌におかされる部分が少なく、薬も綺麗に塗ることができますちぎるように手で折るのは行けません。
桜は腐りやすいので慎重に剪定しましょう
また、切る枝は慎重に選ぶ必要があります。桜の枝は残したい枝をしっかり決めて、小さい枝をちょこちょこ切るのではなく、大きい枝を思い切って切る方が良いです。
大きな枝を切ってはいけないという意見もあるようですが、小さな枝を切っても伸びは抑えられませんし、腐りやすい切り口が増えてしまうだけです。
剪定したあとは切り口に保護剤
我が家の庭にも桜の木があり、毎年綺麗に咲いています。数年に一度細い枝を剪定して、形を整えています。一緒に家の土地を分け合っているわけですから、多少は我慢をしてもらわなくては仕方ありません。
剪定をした後は薬を塗ってやり、大切に育てています。本来なら山や公園で自然にのびのびと花を咲かせるのが良い木なのは確かですが、切り方やその後のケアをきちんとすれば、枯れさせてしまうことなく花を咲かせてくれます。
桜の保護剤
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これからも我が家で毎年花見が楽しめるように、桜の木を大切にしていきたいと思います。