ローズマリーの生垣注意すべきところは

生垣

ローズマリーはシソ科の常緑性低木で、生垣に相応しい植物です。ヨーロッパを中心に世界でもポピュラーなハーブの1つで、古代から中世でも使われていた記録が多数残されています。精油成分を含む為、とても強い芳香を持ちます。

この香りの成分には薬効もあり、昔から人々の薬として、厄除けとして、料理にと多様に使われてきました。その為、ヨーロッパでは今でも公共のガーデンや民家の庭先にローズマリーが植えられているのを見ることができます。

ローズマリーを生垣として植える場合種類に注意

生垣として植える場合に気を付けなければならないのは、ローズマリーの種類です。ローズマリーには2種類あり、立性と匍匐性があります。立性はまっすぐに木のように育ちますが、匍匐性は地面を這うように育ちます。なので、立性の方が生垣にはふさわしいでしょう。

 

植える場合は、意外に大きく育ちますので隣同士の間隔を広く取っておかないと、窮屈になってしまいます。見た目も重々しく、風通しも悪くなるので、植える際に気を付けなければならない点です。

ローズマリー植える場所にも注意する

植える場所は最も大切なポイントです。もともと地中海沿岸部が原産の植物です。低温、多湿を嫌います。水はけのよい砂が混ざった土を好みますので、芝生が植わっているところと同じような土壌が適しています。日当たりのよい芝生の横など、最適です。なので芝生を囲むような生垣にぴったりです。

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ある程度の寒さに対する耐性はありますが、厳しい雪国など、霜、雪の多い地域では防寒対策が必要です。枝が雪で折れないよう紐で下部からぐるぐると束ねて縛っておき、根元に藁をひいたりして暖かくしておくと大丈夫でしょう。

ローズマリーは剪定が必要です

湿度を嫌うので、剪定が必要です。剪定をしないと、梅雨時期や真夏、熱気や湿度がこもりがちになって、根腐れや内部から枯れてしまうなんてこともありがちです。余計な枝を下の方から切り落とし、風通しをよくし、根元の湿度が高くならないようにするといいでしょう。

切りすぎたり、剪定の時期によっては逆に弱ってしまうので気を付けなければなりません。梅雨前や秋に行うと、根に負担が少なくすみ、春には新しい葉も出てきて、綺麗な花を咲かせます。剪定した枝は乾燥させ、スパイスとして料理やお茶に使えるので便利です。

 

根がとても敏感な植物です。少しでも根が傷んだり、根腐れしてしまうと、あっという間に枯れてしまいます。鉢からの植え替えや、近くに他の植物を植える際などにはローズマリーの根を痛めないよう最新の注意が必要です。