レモンの木は、栽培が簡単で全く初めての方にもおすすめできる果樹です。しかし、寒さに弱いので柑橘類の産地に代表されるような年間を通して温かい気候が適しています。
柑橘類の産地のような温かい気候以外で栽培したいのでしたら、鉢植えで栽培し寒い冬場は軒先の入れるなどの配慮が必要になってきます。
レモンの剪定はどのようにするの
栽培が簡単だといわれるレモンですが、剪定はどのように行えばよいのでしょうか。
植えたばかりのレモンの苗は、まだ小さいので3年間ぐらいは剪定不要です。そのあとは、ある程度大きくなるまで2年に1度程度剪定してあげましょう。
害虫の被害にあわないよう風通しをよくする
ある程度大きくなってきたレモンの木は、夏と冬の剪定も必要になってきます。夏は、混み合っている枝を取り除き風通しと日当たりをよくする目的で行います。
レモンの木の内部に日陰や湿気の多い空間を作ってしまうとカイガラムシのような害虫の被害に合いやすくなってしまうためです。
冬の剪定は整枝剪定
冬場は、レモンの木の形を整える程度に行い極端なカットは基本的に行いません。
カット後は、断面に癒合剤を塗っておくのが一般的ですがまだ緑色をしている枝をカットした場合には特に何も塗らないでおいても大丈夫です。
レモンの木の剪定の時期は
では、レモンの木の剪定時期はいつ頃が良いのでしょうか。
レモンの木の剪定時期は3~4月です。剪定の方法としては日当たりを考えながら間引き剪定をしてください。
レモンの春に伸びた短い果枝の剪定
レモンは、春に伸びた短い果枝に翌年果実をつけますので果実をつけさせたい枝はきらないようにします。他の枝よりも長い枝や混み合っている枝の付け根からカットするようにしましょう。
レモンは、1か所から3本以上の短い果枝が出てくる場合がありますので分岐している枝は1本から2本に減らしてあげましょう。
レモンの木剪定のちょっとしたコツ
他の枝より長い枝というのは、太い枝から真上に40センチぐらいか、それ以上に伸びた枝でそのままでは利用価値のない枝です。軽くカットして意図的に短い果枝を出させたりしない場合は、付け根からカットしましょう。
気を付けなければならないのは、レモンは枝の先に花芽をつけるので枝先を切ってしまうとお花が咲かなくなってしまうことです。
他の枝より長い枝や混み合っている枝のような不要な枝をカットするだけにとどめておくことが大事です。カットしていない枝を上手くのこしてあげることがコツになります。
そうすれば、春先につぼみがつきますのでどこをカットすればよいのかが良くわかるようになります。