ラズベリーとブラックベリーの違いや特徴
ラズベリーとブラックベリーはキイチゴ類という点では同じですが、ラズベリーは薄い産毛のようなものがついており、果実が取れやすく採取しやすいのが特徴で、ブラックベリーは毛に当たるものはなく、実がしっかりとついていて茎から切らなければならないのが特徴です。
ラズベリーは株立ち性で涼しい場所でないと育ちません。気温が高かったり、雨が多い地域ではうまく生育できなませんが痩せた土地でもしっかりと育つという特徴があります。
ブラックベリーはつる性で温暖な気候での生育が適しています。春と秋の2回花が咲き、陰ができる場所でもきちんと育ちます。
アントシアニンやポリフェノールをたくさん含んでいることでも注目されており、自分の花粉で果実をつけることができる自家結実性植物という点でも同じです。
ほどよい酸味と甘みがあり生食でき、ジャムなどにして食べられています。
どちらのベリーもバラ科キイチゴ属の低木です。
ラズベリーの栄養素
ラズベリーはフランボワーズとも呼ばれ、ビタミンや鉄分を多く含み、活性酸素を除去してくれるポリフェノールがたっぷり含まれています。
ポリフェノールの中でもエラグ酸という成分が豊富で、がん予防に効果があるといわれ、メラニン色素の生成を抑制をしてくれるので美白にも優れています。
エラグ酸には亜鉛も多く含まれ、安眠などのリラックス効果をもたらしてくれると言われています。
ケトンという香りにはカプサイシンの3倍とも言われる脂肪分解能力があり、美白効果も高いのでエラグ酸とともにダブルの作用が期待できます。
アントシアニンが目の疲れを癒し、リグナンという成分が乳がんなどの危険性を低下させると言われています。
ブラックベリーの栄養素
ブラックベリーはビタミンCやビタミンK、ビタミンEを豊富に含んでおり、食物繊維やアントシアニン、マンガンなどの栄養素が豊富です。
下痢止めや解熱剤として利用されてきたハーブでもあり、歯茎の腫れやのどの痛みにも効果があります。
市場にほとんど出回っていないというところが違いでもあります。
立ち性とつる性に分かれており、つる性のものをデュ―ベリーと呼んでいます。
ラズベリーとの交雑種で収穫の時果実が花托から取れるものはブラックベリーに分類されます。
ブルーベリーよりもアントシアニンが豊富に含まれており、完熟期には甘味がたっぷり、酸味が少なく身が柔らかいので食べやすいベリーです。
高い抗酸化作用を持つので老化防止やアンチエイジングに効果を発揮してくれます。