生垣用の樹木として人気のプリペット。洋風の家にマッチすることもあり、街中でプリペットの生垣を目にすることも多くなりました。
半落葉もしくは常緑低木に分類されるこの樹木は、非常に生命力が強く、枝葉を茂らせる力も旺盛で、少々刈り込んでもほとんど問題ありません。この特性を活かして好きな形に仕立てることができるのも、生垣としての需要が高い理由となっています。
またもともとの樹形も美しいので、自然の形を活かしたい場合にも非常に適しています。
プリペットの生垣のメリット
プリペットの魅力は旺盛な生命力や美しい葉だけではありません。初夏に咲く白く小さい筒状の花は、甘い香りを放ち、街角を彩るアクセントとしても優れています。
品種も様々なものがあり、オーソドックスな緑の葉のものから白いまだら模様、黄色いまだら模様などがあり、個性を生かした庭造りには最適です。
ただガーデニング初心者にとっては、手入れや育て方も大事なポイントとなります。もっともプリペットはその点でも安心です。
植える場所や植え方にもよりますが、基本的には病害虫に強い樹木ですので、それほど大きな心配は無用です。
水はけがよければ土質も選ばないので、しっかりと間隔をあけて植えてさえおけばまず大丈夫です。またよほど乾燥がひどい場所でない限り、根付いてしまえば水やりも不要です。
プリペットの生垣のデメリット
しかしプリペッドは全くデメリットがないわけではありません。冬の冷え込みが強い地域で植えると、冬場は葉がスカスカの状態になってしまうので生垣としての魅力が薄れてしまいます。
自然の樹形を活かせる植物ではありますが、あまりに放置しておくと樹形が乱れてしまうので、そういう場合は軽い剪定が必要になります。ですから庭造りやガーデニングに興味のない人は、避けたほうがいい樹木かもしれません。
さらに基本的には病害虫に強い樹木ですが、時折蛾の幼虫や芋虫、ハマキムシの被害にあうこともあります。生垣として植える場合は、これらの害虫による被害はぜひとも避けたい事態ですので、こまめにチェックして害虫が発生していれば取り除き、殺虫剤などで駆除することも必要です。
育てるためには多少の手間は必要です
このようにプリペットにはメリットだけでなくデメリットもありますが、一般的には育てやすく、ガーデニング初心者にも向いている樹木とされています。
樹木といえども生き物ですので、育てるために多少の手間が必要なのは当然です。じっくり気長に付き合うことができるのもガーデニングの魅力といえるでしょう。