初心者必見!宿根草と多年草の違いを知って美しい庭に

球根・宿根・多年草

「庭に花を植えよう」思い立って園芸店に行くと、沢山の草花の苗が。。。

 

圧倒されつつよく見ると、花の名札に「宿根草」「多年草」と説明書き。「宿根草」「多年草」っていったい何?知っておくと庭の景観づくりに役立ちます。

宿根草とは

宿根草とは「しゅくこんそう」または「しゅっこんそう」と読みます。生育に適さない冬などになると地上部が枯れますが、地下に根は残っており、翌年になるとまた地上部が育って花を咲かせます。

 

基本的に一度植えたら植えっぱなしでよいので、植え替えの手間がなく、経済的にも楽で園芸初心者にもお勧めです。

 

しかし、根っこの弱り具合などが分かりづらく、秋冬に肥料を与えたり水を与えたりという適切な管理を忘れると、翌年になってもうまく育たないことがあります。

タ年草とは

一方、多年草は同じ株から何年にもわたって花を咲かせ続ける植物の総称です。宿根草も多年草の一種ということになりますが、その違いは冬に地上部が枯れるか枯れないかで、枯れるものだけを宿根草、冬でも地上部が残っているものも含めた総称を多年草と呼び区別します。

 

また、冬も地上部が枯れないで残っているものだけを特に、多年草と呼ぶこともあります(ここでは便宜上、冬も地上部が残っているものだけを多年草と呼びます)。

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宿根草で人気のあるもの

宿根草の中でも人気のある代表的な植物は、マーガレット、エキナセア、ユリ、ジギタリス、桔梗、シクラメンなど、色合いも様々な花を楽しめる植物が多いです。

多年草で代表的なもの

多年草の代表例としては、ヒューケラ、ギボウシ、アジュガ、セダム、ヤブランなどで、どちらかというと花よりも葉を楽しむものであったり、グラウンドカバーにも使われるような植物が多くあります。

宿根草・多年草上手に使い分けて

庭作りをする際には、これらの植物をバランスよく組み合わせることで、景色に変化がでたり、季節ごとに様々な植物を楽しむことができます。

 

宿根草も多年草も、庭に直植えの場合には特に、水やりなども必要なく、基本的には何年も植えっぱなしで楽しめます。しかし、植物は生き物です。

 

多年草で、冬でも地上部が枯れないとされているものであっても、地域の気候条件によっては冬に枯れてしまう場合があります。あくまでも植物の状態を見ながら、適切な世話をすることで植物の美しい状態を長い期間楽しむことができます。

植物購入の際にはよく確認

庭に植物でグリーンボーダーを作るつもりで植えた植物が、実は宿根草で冬には地上部が枯れてしまった。。。

 

そんな失敗をしないためにも、植物購入の際にはよく調べてみること、園芸店では店員さんに聞いて確認をすることで、宿根草も多年草も上手に組み合わせて、美しい庭を楽しみたいものです。