ヨーロッパで馴染みがありオリーブの木は、日本でも洋風の家が増えるにつれ、庭に植えると合うことから育てる人が増えています。
オリーブは常緑樹ですから一年を通して青々とした葉をつけるので見た目も爽やかです。ただ生育が旺盛で枝葉をよく伸ばす性質を持っていますから、定期的に剪定をしなければ樹形が崩れたり、病害虫の被害にも合いやすくなります。
オリーブの剪定時期
剪定時期については、植えて3年以内の若木であれば剪定する必要がありませんが、3年を越えてからは新芽が芽吹く前の2月上旬から3月中旬にかけて剪定を行います。
また、それ以外の5月から12月の時期に、オリーブの枝があちこちに伸びてしまうようであれば、乱れた枝を整えるために剪定してもかまいません。
鉢植えのオリーブ主幹を剪定しても大丈夫
オリーブはオリーブオイルなどに使われる木ですが、家庭でも育てる人が増えています。しかし、その育てかたというのは、よく知らないと迷うところで、例えば主幹を剪定しても大丈夫なのか、という疑問を持つ人がいます。
結論から言ってしまうと、オリーブの主幹は剪定しても大丈夫です。
そもそも、オリーブというのは、高く伸びやすいものですから、そのまま放置していると幹だけが伸びて枝葉は、上の方だけということにもなりがちです。
そのようなときには、根本からある程度の長さのところで主幹を剪定してしまうことで、やり直す事ができます。
もちろん、そのためにはまた伸びるための元気が樹にないといけませんし、また同じくらいの高さになるには年月も必要です。
オリーブの木・・・鉢にはどの程度の樹木の高さまで育てられる
オリーブの木を育てたいと思う人は多いですが、きちんと管理をしていかないと樹形も乱れてしまいがちです。
また庭のある家では地植えをしたいと思っている人もいるでしょうが、地植えの場合どんどん成長していって、5M以上になることもあるので、狭い庭などでで育てるには大きすぎます。
やはり鉢にいれて、育てていったほうがいいのですが、鉢ではどの程度の樹木の高さまで育てられるのでしょうか?
オリーブの幹の太さにもよります。どっしりとした樹木であれば2メートル弱でも問題はないのですが、ひょろりとした樹木でしたら、上ばかりのびると強風で鉢ごと倒れてしまうこともあります。
鉢植えにするときは全体のバランスをみながら1Mから2Mまでにしたほうがいいでしょう。
鉢植えのオリーブを丈夫な木を育てるにはどうすればよいか
オリーブは自分の花粉では受粉することが難しい自家不和合性という特徴を持った植物です。そのため、オリーブの育て方のポイントや丈夫な木にするポイントがいくつかります。
オリーブを植える時は、必ず違う品種を2本以上植えることがポイントです。オリーブは日当たりを好み、水はけのよい土壌にするとよく育ちます。植える時は浅植えにし、苗木の高さの50cm程度で切り詰めて、支柱を立てます。
オリーブは根が浅く強風などで倒れやすいので、丈夫な木に育ててるためにはしっかり支柱を添えてあげることがポイントです。
鉢植えでは、鉢底にゴロ土を入れ、水はけと通気性をよくし、赤玉土6、腐葉土3、川砂1の割合で配合した用土を使用するのがポイントです。この混合用土1リットル当たりに5gの粒状肥料を混ぜ、苦土石灰も少々入れると生育がよくなり丈夫に育ちます。