日本では古くから「松竹梅」や「南天」「センリョウ・マンリョウ」など縁起がいいとされる木がありますよね。
せっかくなら縁起のいい木を植えたいと思っても、「松竹梅」は純和風の日本庭園風になってしまいます。
西洋風の建物や庭に合う、おしゃれで、なおかつ庭に植えると縁起がいい木あればいいと思いませんか?
そこで今回は、洋風ガーデンにも合う庭に植えるといい木をご紹介します。
オリーブ
庭木として人気のあるオリーブは、平和の象徴。
生長が旺盛で、3000年以上生きる木もあるほどの寿命の長さから、長寿や、雌雄の別があることから、夫婦円満という意味が込められることもあります。
銀葉で見た目にも美しく、乾燥に強い、いいところばかりではありますが、品種によっては10mを超えるものもあります、
剪定や鉢植え、根域制限で栽培するなど工夫が必要でもあります。
月桂樹
煮込み料理などで使う「ローリエ」でもある月桂樹は、古代ギリシャ時代から「勝利・栄光」を象徴する樹木とされてきました。
月桂樹の葉には、爽やかな香りがあり、精神安定効果のあるアロマとしても知られています。
月桂樹も、萌芽力旺盛で大きくなりやすい樹木なので、定期的に剪定が必要になることは気に留めておくほうがいいかもしれませんね。
ギンバイカ
マ―トルという別名でハーブとしても知られるギンバイカも、縁起のいい庭木としておすすめしたい樹木です。
爽やかな甘い香りの葉と、梅のような形の白い可愛い花がギンバイカの魅力です。
低木で成木にになっても1~3mほどなので、小さな庭でも育てやすい木でもあります。
西洋ではギリシャ神話にも登場する神聖な木で、「祝いの木」として結婚式に花嫁の花冠に使われることもあります。
愛と美の象徴、不死や復活のシンボルでもあるイメージの良い木なので、庭木にもおすすめです。
レモン
黄色の実がなる木は金運アップに効果があるとされています。
甘酸っぱい花の香りのよさもさることながら、やはり一番のポイントは自家製レモンが獲れること!
レモンは自家結実性といって、1本で受粉する性質があるので受粉樹もいりません。
金運を司る方角は「西」なので、家の西側に庭がある人におすすめです。
ちなみに、西側には白・ピンク・オレンジの花や実がなる木を植えると、金運や恋愛運を上げると言われています。
レモン以外の柑橘系の果樹やクチナシなどもいいですね。
きんもくせい
秋の花の代名詞ともいえるきんもくせいは南西に植えましょう。
南西は裏鬼門と言われ、裏鬼門の家相が悪いと過労や家庭不和につながるとされています。
きんもくせいの香りは、古くから魔除け・邪気払いに使われてきたので、南西の裏鬼門にぴったりなのです。
きんもくせいの香りは邪気払いのほかにも「勝利の香り」「金運を招く香り」とも呼ばれています。
香りがいいうえ、とても縁起の良い木でもあります。
ヒイラギ
クリスマスの飾りとして目にすることも多いヒイラギも、とげとげしい葉で邪気を払うと言われます。
特に鬼門である北東は、財産や不動産に関するもめごとや人間関係のトラブルを招くとされているので、鬼門からの悪い気が入らないように、ヒイラギを植えることがあります。
日本で昔から育てられている「ヒイラギナンテン」も同じように棘のある葉で鬼門に植えられることが多いですが、洋風なガーデンには「西洋ヒイラギ(イングリッシュホーリー)」がおすすめです。
白い花と冬につく赤い実が、寂しくなりがちな冬の庭に彩りを添えてくれます。
斑入り葉の品種なら、北東のお庭のポイントとしても存在感バッチリですよ。
ライラック
温暖な気候にはあまり向いていませんが、冷涼な地域ではライラックもおすすめです。
家の東側は、仕事運・勉強運、南東は恋愛運・結婚運を左右するとされていて、東側に赤やピンクの花実の付く植物が相性抜群です。
しかし東側からの日光を遮って、部屋の中が暗くなってしまうと困りますよね。
そこで、東側には落葉樹や低木を植えるのがいいのです。
ピンクの花のライラックは、東側の運気を上げてくれて、冬は葉を落として光を通してくれます。
温暖な場所では「姫ライラック」とも呼ばれる「ドワーフライラック」をおすすめします。
一般的なライラックに比べるとコンパクトですが、比較的耐暑性が高く、暖地でも花を咲かせられますよ。
まとめ
洋風のお庭に取り入れやすくて、風水や、神話的に縁起の良い庭木を集めてみました。
植える方角や花の色など、考えるのは大変かもしれませんが、何年も経った後でも、木を植えたときの願いや気持ちを思い出すことができる、お守りのような存在になってくれるかもしれません。
お庭に植える木で迷っている人は、是非ご検討下さい!