庭木を植えるのに良い方角を考える前に知るべきことは

庭木の風水・縁起

自宅の庭に庭木を植える場合、どの方位にどの木を植えれば良いのか、素人にはなかなか分かり辛いですよね。風水的な面ではなく、あくまでも日当たりや庭木の育ちやすさなどに注目してみると、意外と分かりやすいものです。

 

まず庭木を選ぶ際には、将来どの程度まで大きくなりそうか、葉は落ちやすいか、見ごろとなる季節はいつ頃かなどに注目しながら選ぶようにします。お気に入りを見つけたら、次はいよいよ方位にもこだわっていきましょう。

東側に適している庭木

まず、庭の東側に適しているのは、強力な日差しに弱く葉の柔らかいものを植えましょう。東側は午前中に日が当たりやすく、逆に午後はほとんど当たらないこともあります。このため、成長に日光を多く必要とするものは適していません。また、冬には日差しを遮ることの無いよう、落葉樹を選ぶのもおすすめです。

 

ウメ・ツツジ・ジューンベリー・ハナミズキ・モクレン・モミジ・センリョウ・マンリョウ

(白・黄色の花が咲く木はあまりよくないみたいです)

南側に適している庭木

次に南側は、ほぼ一日中日差しがしっかりと当たります。南側にリビングや大きな窓のある家も多いので、1年中花や実を付けて家族を楽しませてくれる樹木を植えると良いでしょう。果実なども日航が多く必要になるので、南側に適しています。桜はその美しさから人気が高い樹木ですが、年月が経つほどに大きく成長しすぎてしまうので、出来るだけ広い庭に植えましょう。

 

マキ・マツ・アラカシ・ウメ・ウメモドキ・カルミア・サクラ・モミジ・ムクゲ

(白の花が咲く木はあまりよくないみたいです)

西側に適している庭木

また、西側は主に午後から強い日差しが当たるようになります。このため、強烈な西日にもしっかりと耐えられる強い樹木を選ぶ必要があり、もし弱い木を選んでしまうとすぐに葉が落ちてしまったり立ち枯れしてしまいます。このため、葉が硬くて丈夫な常緑広葉樹などがおすすめです。

 

マキ・マツ・シャラ・エンジュ・キンシバイ・トサミズキ・モミジ

(赤の花が咲く木はあまりよくないみたいです)

北側に適している庭木

最後に、北側は一日を通して日光があまり当たらないため、庭木には厳しい環境となります。加えて、もし屋根があったりして日光や雨を遮ってしまうような場所だと、まず成長が見込めないのでここには植えないほうが良いでしょう。もしどうしても植えたい場合は、日陰でも育って乾燥にも強い種類を選ぶようにしてください。もし少しでも日光が当たる時間帯があるのなら、クチナシなど綺麗な花をつける庭木も育つ可能性があります。

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アンズ・エンジュ・タケ・ウメ・カクレミノ・サザンカ・クチナシ

(赤の花が咲く木はあまりよくないみたいです)

 

その他の方位に適している庭木

東南

ウメ・アジサイ・ナツメ・ボタン・キンモクセイ

(白・黄色の花が咲く木はあまりよくないみたいです)

南西

ウメ・ニッケイ・ナツメ・ボタン・キンモクセイ
北西

タケ・カキ・キンカン・ゲッケイジュ・サザンカ

(赤色の花が咲く木はあまりよくないみたいです)
北東

タケ・ヤナギ・ヒイラギ・モモ・サザンカ・ウメ

(オレンジの花が咲く木はあまりよくないみたいです)

 

このように、庭に植える花や樹木にはそれぞれ適した方位というものがあります。もちろん、絶対にこの方位でなければ育たないという訳ではありませんので、普段からしっかりとお世話ができる人なら問題ないことも多いです。ただ、方位を意識して、必要な日光の量や季節などを考えながら植えると、より華やかで統制のとれた素晴らしい庭が完成することでしょう。