庭木というのは、ある種一家のシンボルツリーとして存在します。特に子供の頃からずっとその木と共に成長してきたならば、より一層愛着がわくものでしょう。
しかし、成長して伸び続けて枝の一部が隣家の庭へ侵入したり、そこに害虫などが住み着くようになってしまったりなどの理由で、トラブルを避けるために処分しなければならない場合もあります。
規模が小さいものなら自分でも行えますが、ほとんどの場合は庭木の処分業者へ依頼することになるでしょう。では、その場合の費用はどのくらいかかるのでしょうか。
自分で庭木を処分することを考えてみる
業者へ依頼する前に、自分でもできる範囲の場合を考えていきます。
まずは、木の大きさや種類によって、切りやすさを確かめます。木を切ったことがある人は分かると思いますが、単なる木材を切ることと、生きている木を切ることでは、労力が全く異なります。
生きている木を切るために、細い庭木であれば、ノコギリ等でも切れますが、胸の高さの直径が10cmを越えるようであれば、チェーンソーなどの専門用具が必要になります。
ただ、慣れていない人が使うのは非常に危険であるし、出来たとしても綺麗に切るのは難しいです。そのため、確かに自分で行った方が費用が安く済みますが、明らかに庭木が小さい場合や、運良く切りやすいものである場合以外は、業者へ依頼した方が良いでしょう。
また、切った庭木は燃えるごみとして取り扱われるので、それを入れるごみ袋や、トラックなどでクリーンセンターへ持参するならトラクターのレンタル代、そして庭を整理や切った木の弔いなどをするための諸費用などが かかってきます。
業者へ依頼するなら必ず見積もりを
業者へ依頼する際には、まず見積もりを概算することから始めます。
目安としては、木の幹が10センチ以下であれば一本数千円、10センチ以上になってくると一本数万円、そして50センチ以上の大きいものでは、それ以上かかると思って良いでしょう。
全体でどのくらいかかるかは業者に相談し、予算の範囲内で実行できるかを話し合うようにしましょう。先程の費用はあくまで目安であり、実際は庭の状態や業者によってピンキリなので、出来るだけ多くの業者を比較して見積もりを立ててもらうと効果的です。
節約するコツとしては、たとえば一部の自分で処分できる木は自分で行い、残りを業者へ依頼することや、全て切って処分するのではなく、愛着のある庭木は短く切って残してもらうなどの方法が挙げられます。
木はどれも生きているものなので、可能な限り残しておくことによって、将来へ繋げることが可能になります。