新築の家や、庭付きの家に引っ越した時、庭木に何を植えるか考えるのも楽しいものです。
庭木ってどこで買うのかわからない!というお悩みもつきものですよね。
庭木をどこで買えばいいのかわからない時に、おすすめの庭木の入手方法について、メリット・デメリットも合わせてご紹介して行きます。
安く買うならホームセンター
まず一番に思い浮かぶのがホームセンターです。
大型のホームセンターであれば、園芸コーナーの一角に樹木も置いてあります。
ホームセンターで庭木を買うメリットは、ずばり「安さ」です。
オリーブやシマトネリコ、ハナミズキといった、人気の樹木を安く買いたいなら、ホームセンターで買うのがいいでしょう。
大型鉢や肥料なども一度に揃うのも便利ですね。
ホームセンターで庭木を買うデメリットは、品揃えと植物の情報が少ないことです。
ホームセンターで販売されている樹木は、人気の高い流行の品種で、決まったサイズのものが大多数を占めています。
少し変わった植物や、ある程度成長した樹木を欲しい場合は、ホームセンターでは取扱いがないことも多いのです。
また、ホームセンターの店員さんは園芸の専門家ではありません。
一通りの水遣りなどの管理はされていますが、植える環境に合っているか、樹形や剪定について、病害虫についてなど、庭木に対する知識という点では、あまり詳しくないことがほとんどです。
専門家にアドバイスをもらって、庭木を選びたい人は、ホームセンターではなく専門店で購入する方が安心ですね。
種類と知識が多いのは園芸店
庭木の種類が少ない・店員さんにアドバイスをもらいたいという場合は、園芸店で庭木を選びましょう。
園芸店は、店によって商品のラインナップにかなり差がありますが、大型の園芸店であれば大抵庭木も扱っています。
園芸店で庭木を買うメリットは、やはり「知識」と「品揃え」です。
園芸店の店員さんであれば、樹木や植物の知識がある場合は多いので、自宅の日当たりや育て方のアドバイスをもらえます。
植物について詳しい店員さんが管理している苗木なので、きちんと管理されていて苗木が元気なのも大きなメリットですね。
また、ホームセンターより品揃えも豊富で、ドライガーデンに合う庭木や、オージープランツなど、一味違う品種を取り扱う園芸店もあります。
園芸店で庭木を買う場合、配送が可能かどうかの確認が必要です。
大型の庭木は、高さがあるので自家用車で運ぶことが難しいケースがあります。
配送サービスがあれば、トラックで立てた状態で運べるので利用しましょう。
園芸店で庭木を買うデメリットは、植えつけは自分でしなければならないということです。
小型の庭木であれば簡単だと思いますが、樹木の植穴は、根鉢の2倍程度掘らなくてはいけません。
ある程度の大きさのある庭木だと40~50cmの穴を掘る必要があります。
更に、庭木の重量も重くなるため、生垣をつくったり一度で何本も植えることは困難です。
変わった植物を探している、コンパクトな苗木を植えたい、1本だけ欲しい、初めて樹木を育てるからプロのアドバイスが欲しいという人には、園芸店がうってつけですね。
品揃え重視ならネット通販
以前は、地域によって、庭木の品種もある程度決まったものの中から選ぶ買い方が普通でしたが、今はネットで様々な種類の庭木を入手できます。
どうしても欲しい品種があるときは、ネットで買うというのも一手です。
ネット通販で庭木を買う際のデメリットは、実物を見ることができない点と、比較的値段が高い点です。
配送が前提なので、あまり大きなものはありませんので、植えつけの手間はそれほど心配いりません。
実物を見ることができない、普段の管理が分からないため。植えつけてすぐに枯れてしまう例もあるので、誰にでもおすすめできるわけではありませんが、欲しい木が近くで手に入らないときは、ネットで探してみて下さい。
ネット通販で庭木を買うときは、サイトの植物の情報が詳しいショップや、レビューをチェックして、信頼できるショップから購入しましょう。
作業まで依頼できる造園屋・植木屋
植えつけ作業までプロに任せたい場合は、造園屋さんや植木屋さんに依頼する方法もあります。
あまり身近ではないので、造園屋さんや植木屋さんを探すことから始めなければなりませんが、園芸専門店などで聞いてみれば、紹介してもらえることもあります。
インターネットで検索したり、電話帳で調べて直接問い合わせするのが一番手っ取り早いですね。
造園屋さんや植木屋さんは、樹木のプロであり、植えつけや管理のプロでもあります。
知識も豊富で、今後の管理を任せることもできる安心感がありますね。
特筆すべきは、植えつけまで任せられる点です。
既に大きく育った樹木の植えつけには、クレーンのような重機を使うこともあり、自分で行うのは難しいため、造園屋さんや植木屋さんに依頼するのがベストです。
また、土壌改良や盛り土など、庭木の植えつけに必要な作業をまとめて行ってくれます。
生垣など何本もまとめて植えつける場合も、造園屋さんや植木屋さんに任せた方がスムーズです。
デメリットとしては、費用が嵩むことです。
庭木自体の販売価格だけでなく、作業費用、作業資材の費用など、木の本数や植える場所、土壌改良の有無によりますが、5万円前後から十数万円かかることがあります。
造園屋さんや植木屋さんに依頼する場合は、事前に綿密な打ち合わせと見積もりが欠かせません。
費用面で不安であれば、いくつかの業者さんに相見積もりしてもらったり、紹介してもらった園芸店に費用について相談をしてみると良いでしょう。
費用は掛かりますが、庭木を上手に育てることを考えると、一番確実な方法と言えるかもしれません。
庭木を買える場所はホームセンター、園芸店、ネット通販、造園屋・植木屋とたくさんありました。
庭木を買うときに何を重視するかによって、買う場所も変わってきましたね。
自分に合った方法で、大切な庭木を選んでみて下さい!