最近雑誌の特集でもよく見かけるDIY(Do It Yourselfの略語で、自分自身でやるという意ですが、専門家に任せず自分自身で身の回りの空間を快適にしようとする事を指します。)の影響もあり、玄関や庭といった家の周りを整える人が増えています。
皆さんの中にはナチュラルガーデンという言葉を聞かれた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ナチュラルガーデンってなに・・・
ナチュラルガーデンとは、もともとイギリスを発祥とするコンセプトで、植物にも人にも心地よい庭の事だそうです。具体的には、植物が各々にとって最適な環境で気持ちよく生き、肥料や農薬に頼らずにそれ自身のもつ力が最大限に引き出される庭をいうそうです。
しかし、現代社会で主流となっているコンクリート製のタイルや壁等と植物を馴染ませるのはなかなか骨が折れる作業です。
生垣は緑化という景観目的以外に震災時の被害の低減も
そこで最近生垣に注目が集まってきています。生垣は古くから家と周辺環境と仕切る為の役割として利用されてきましたが、緑化という景観目的以外に、近年の震災時の経験から被害の低減を目的とする安全面から塀や壁ではなく生垣を選択される方も増えてきており、その良さが再認識されているのです。
最近の住宅は洋風が多く見られ、外構に関しても道との境界を作らないオープンな仕様も多いのですが、そこに生垣を作ってあげる事で、外界とのつながりをソフトに保ちながらも、進入帽子や目隠しにも利用出来ます。また、内外のどちらからもその美しい植物を鑑賞する事も可能となります。
生垣として使う樹木のポイント
適する植物としては、目隠しや境界として、防風や防火として等目的に応じて異なりますが、幾つか共通したポイントがあります。
まず樹木を列に植えていく為、密植しても生育可能である事、枝はある適度密に出て遮蔽効果が高い事等が条件です。
そして、形を整えてアレンジメントする場合は、刈込への耐久性があり、萌芽出来る事も必要になってきます。
低めにしたい場合は、成長の遅めの樹種、高めにしたい場合は成長の早いものと用途によって選ぶ必要があります。
また、生垣内は風通りが悪くなりやすいので、病虫害が発生しやすく可能性が高まるので、被害を受けにくい事も大切です。
ナチュラルガーデンに合う生垣の具体的な種類
具体的な種類として、最近人気が高まっているのが、プリペットです。花付きやその香りの良さから明るい庭を作りたい人に選ばれています。
同様にセイヨウツゲ、ナワシログミも利用されています。剪定による整形がしやすく、雰囲気をきりっと引き締めてくれるのがイヌツゲです。
お洒落でモダンに仕上がるのは、カラーリーフで、カラフルで個性的な庭に見せてくれます。挙げた以外にも沢山適した樹種はありますので、お気に入りのものを探してみて下さいね。