ムスカリの育て方と花後の管理はどのようにするの

球根・宿根・多年草

ムスカリは、青い花を房状に咲かせることから、ブドウヒヤシンスとも呼ばれており、地植えや鉢植えだけでななく、水栽培も楽しむことができる花です。

ムスカリの育て方のポイント

育て方のポイントは、涼しくなってから植えつけることが、ムスカリを美しく育てるポイントです。それは、早く球根を植えてしまうと、葉が伸びすぎてしまうからです。

 

一方、球根を遅く植えてしまうと草丈が十分に伸びないこともありますので、球根を植えるのに最も適した9月から10月に植え付けを行うことが大切です。

鉢植えの育て方

具体的な育て方としては、鉢植えの場合は、直径15cmほどの5号鉢に、深さ3から5cmのところに球根を4から6球植えつけます。そして、株にまとまりをだしたい場合は、鉢の中央に球根を密集させて植えつけるとよいといわれています。

地植えの育て方

地植えの場合は、日当たりと水はけのよい場所に、株同士の間隔を5から15cmほど空けて植えつけます。深さは、鉢植えと同様の3から5cmほどがよいといわれています。

グランドカーペットにする場合

グランドカーペットにするためには、球根同士の間隔をあまり空けないように植えつけるとよいといわれています。

種まきの場合

種まきの場合は、採種した後にまくことになりますので、11月頃になり、種から育てると花を咲かせるまでに3年の期間が必要といわれています。

ムスカリの土のつかり方

ムスカリは、水はけがよく栄養分が多い土を好みますので、鉢植えの場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜ合わせた土を使用するか、市販の草花用培養土がおすすめされています。

 

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また、ムスカリは酸性の土を嫌いますので、地植えする場合は、植えつける2週間前に土を耕して苦土石灰を混ぜ込んでおくとよいとされています。

 

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが、地植えの場合は、土が極端に乾いていない限り、水やりの必要はないといわれています。

ムスカリの育て方肥料

肥料は、植えつけるときにゆっくりと効く暖効性化成肥料を土に混ぜておき、花が咲き終わった後の5月に植えつけの際と同様の肥料を与えるか、10から15日に1度の間隔で液体の肥料を与えて球根を太らせるとよいといわれています。

ムスカリの花が咲き終わった後は

そして、花が咲き終わった後は、休眠期に入りますので、水やりは行わず、茎を付け根から切ってしまいます。

 

そのまま植えっぱなしでも毎年花を咲かせますが、球根が増えて窮屈になりますので、2から3年おきに掘り上げる必要があります。

 

ですから花後の6月から7月に球根を掘り上げて、涼しくて風通しのよい場所で保管すると秋にまた植えつけることができるといわれていますので、花後は、球根を掘り上げて正しく管理することがよいといわれています。