ムクゲの剪定の方法と剪定時期はいつがいい

落葉樹の剪定

ムクゲは日当たりを好み、強健で萌芽力が旺盛ということから、株立ちや生垣に良く利用されます。

 

最大樹高は3~5メートル、開花時期は6~9月頃となっていて、当年枝の枝先に多彩な色の花を咲かせます。

 

当年枝とは今年これから伸びてくる枝のことで、そこに花を付けるので樹形を整えるなら、その前に行うのが一般的です。

 

萌芽力が旺盛なので、小ぶりにしておきたい場合は1年に1回は必ず剪定を行いましょう。

ムクゲの最適な剪定時期

最適な剪定時期は落葉後の12月から芽が出る直前の3月までに行うのが良く、成長が止まる12月か1月あたりが最適とされます。

 

この時に強剪定を行い、庭とムクゲのバランスを考えながら大きさを決め、イメージした形で刈り込んでいきましょう。

 

前述のように当年枝に花を付けるので、基本的に何処を刈っても翌年の花には影響がありません。

ムクゲの剪定方法・・コンパクトにまとめたいなら

そこで、脇枝が多く伸びている部分をばっさりと切る枝透かし剪定を行うのが良いとされ、樹形を整えるのも大切ですが、絡んでいる枝を間引いたり、枯れ枝などを切り落とすことを中心に行っていきましょう。

 

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剪定箇所が分からない場合は、前年に切り取った箇所や新梢を出したところで刈り取れば良く、最終的には開花時期の直前で再び剪定を行って整えればコンパクトにまとめることができます。

 

ムクゲは大きくなると下端部の枝は枯れ込みやすくなる性質があるので、わざと切り詰めて新しい枝を出すようにしてあげると良いようです。

ムクゲの剪定方法・大きくなりすぎた場合

大きくなりすぎた場合は幹を詰めるなどと一緒に、枝全体を切り詰めて樹形を整えると良いでしょう。枝がどの程度伸びるか分からない場合は、これから伸びようとしている枝に芽が付いていますが、そこから1メートルほど伸びると考えると分かりやすいです。

 

基本的に強い落葉樹なので、時期を強く意識しなくても心配はいりません。

 

休眠期となる12月から3月までの刈り込みで終了しますが、上手くいかなかった場合は6月から10月の開花時期でも強く伸びた徒長枝を切ったり、樹形を乱す枝を深い位置で刈り取ることも可能です。

6月から10月の強い剪定には注意

ただし、あまりやり過ぎるとムクゲが弱ってしまうこともあるので、剪定時期には十分に注意する必要があります。

 

また、開花前には木が対抗して切ったところから新しい芽を出そうとするので、当年枝には触れないようにしましょう。

 

生垣にする仕立てる場合は、苗木や若木のうちき下端部の枝を切り取り、そこから横枝を伸ばしていくようにすると上手くいくようです。