モミの木の剪定方法と剪定時期について

庭木の剪定

世界各国で冬の季節に心も温めるクリスマスイベントの主役ととしてかかせないのがモミの木で、どこからともなくやってきて、町の広場の真ん中に長年にわたって根を張っているかのような存在感があります。

 

普段はどこで根を張り自生しているのかというのは興味がありますが、もともとマツ科の常用針葉樹で世界でも北方の寒い地域で自生しており長い年月をかけて50~60m程まで成長します。比較的気候には適応できる為日本では屋久島などにも分布しています。

5年程で大体5mくらい成長してしまうため、造園の場合には鉢に植えて育てることが重要で、鉢の中であれば成長はある程度抑えられます。

モミの木は植える場所を慎重に・・・

モミの木は深く根を張る為、植え替えができませんので万一地植えする場合にはあらかじめ成長する木であることを認識し、また日当たりの良い場所を選ぶことが大切です。

クリスマスなど季節で楽しむ場合には、鉢植えが最適で一時的でも室内に置く場合には乾燥には気を付けなければならず、夏の季節では、水を絶やさずにできるだけ湿度にも気を付け風通し良く気を遣うよう心がけます。

モミの木の剪定について

モミの木の剪定ですが、もともと枝や幹の途中で芽を出すのではなく枝先から新芽を出して成長していくため剪定自体は不向きなのですが、それでもきれいな樹形を保つために混んでいる枝の部分を間引く程度の手入れは必要であるといえます。

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枯れてしまっている部分などは根元から切り落とし、また伸びすぎてしまっている枝などは全体のバランスを考えて形を乱さない程度に切り落とすようにします。剪定した後でも枝に枯葉などが残っていたりすると害虫などが住み着いたりするためしっかり取り除いておくことも大切です。

モミの木の剪定時期について

剪定の時期としましては、比較的成長が緩やかになる11月~3月頃の寒い時期が最適であるとされここで、枯れている枝の部分があれば、根元から切り落とします。

 

自分の好む高さの樹高にする場合には、剪定時期に主幹の部分を切ることで抑えられるのですが、てっぺんの主幹の部分が切り落とされることで樹形の頂点が平らになってしまい見栄えが悪くなってしまった場合などは、主幹のすぐ下などの伸びた枝を紐などで引っ張り上に向かせて整えたりしますが、もともと針葉樹であるために上に向いた枝であり、枝自体も柔軟性がある所が扱いやすかったりします。

 

冬はイベントの華となるクリスマスのオーナメントで飾られ化粧されたように装飾できるのも、緑の葉を絶やすことなく高く自生する元々のモミの木ならではの美しさにあります。