秋の風物詩ともいえる紅葉。毎年紅葉を見に、山へ出かけるという人も多いでしょう。
紅葉が楽しめるモミジを自宅で育てるには、植え替え時期や剪定、肥料などのポイントを押さえて、育てる必要があります。
モミジ育て始めが肝心
鉢植えで紅葉を育てる場合には、育て始めからしっかりと手入れを行わなければ、美しい紅葉を臨むことは出来ません。
手入れを怠ると、その後の剪定が難しくなり、どうしてよいかわからなくなり、手に負えなくなる可能性もあります。そのためモミジの育て方の基礎的なことをしっかりと頭に入れて、育てていくようにしましょう。
鉢植えでモミジを育てる場合環境に注意
鉢植えでモミジを育てる場合には、自由に動かしながら、過ごしやすい環境を作ることが大切です。モミジは夏の日光による乾燥に弱いため、夏場は半日だけ日陰に置き、冬は寒くない場所へ移動させて育てましょう。
地面に直接植える場合には、移動させることができないので、良い環境を作り出せることは、鉢植えで育てる大きなメリットと言えるでしょう。
水やり
水やりは、夏場は朝と晩の2回、春や秋は1日1回程度を目安に水やりを行います。寒い冬は状態を見ながら、乾燥しているようであれば水をあげるようにしましょう。
夏は水分が蒸発しやすいため、葉っぱに直接水がかかるように水を上げると良いでしょう。
肥料
肥料については、たくさんの量を与える必要はありません。4月から7月まで、そして9月以降に紅葉するまでの間、月に一度、固形肥料をおくだけでよいでしょう。
紅葉が始まれば肥料は必要なくなります。その際に取り除くことを忘れないようにしましょう。
植え替え
次に植え替えについてです。植え替えのポイントとしては、古い株を引き抜く際の根のカットと、土選びが重要になります。
古い鉢植えから、古い株を引き抜きますが、この際に色が変わった部分の根をカットしてととのえましょう。
根をカットし過ぎてしまうと枯れる可能性もあるので、色が変わった部分だけを取り除き、少し整える程度にとどめておきましょう。
剪定
最後に紅葉を育てるうえで一番大変だともいわれている剪定です。鉢植えの場合には、剪定のやり方次第で、見た目の印象ががらりと変わります。
まず剪定のタイミングは、落葉後すぐに行いましょう。生長期に剪定を行ってしまうと、樹液が出て、木が弱くなる原因になります。
形を崩しやすい徒長枝を優先的に根元の方から切ります。重なっている部分も根元から選定し、最後に見栄えが良くなるように切りそろえていきます。