可愛い花が咲くミツマタの育て方と花言葉

庭木の種類・知識

3月から4月中旬に黄色の可愛い花を咲かせる花木が、ミツマタです。ジンチョウゲ科の花で、花が咲くと甘い香りがします。

 

日の当たる場所に植える必要がありますが、剪定を行う必要がないため比較的育てやすい花木のひとつです。花言葉は、壮健や強靭、肉親の絆や永遠の愛などです。肉親の絆は、木の特徴からつけられた花言葉といわれています。

ミツマタはいつ植えるか

ミツマタを植え付けする最適な時期は、2月から3月です。日照不足は花が咲かない原因となってしまうため、植え付けを行う時には日当たりの良い場所を選ぶことが大切です。

 

ミツマタの根は柔らかく傷つきやすいため、移植には向きません。そのため、移植を視野に入れず最初からミツマタが育つのに適した場所を選んで植えるようにしましょう。この木は、挿し木や接ぎ木という形で増やすことも可能です。挿し木や接ぎ木をする最適なタイミングも、開花前の2月から3月となります。

 

ミツマタは、鉢植えという形で育てることも可能です。この場合は、なるべく日当たりの良い場所を選んで置いておくと良いでしょう。ただ、日当たりの良い場所に鉢植えを置いた場合は、土が乾きやすくなるので夏場などはこまめに水を与える必要があります。

剪定は必要ないか

ミツマタの育て方で重要なポイントのひとつが、剪定を最小限にすることです。高く伸びすぎた枝がある場合は、切ってしまっても良いでしょう。

 

ただ、ミツマタの木というのは、切った部分から新しい芽が出てくることが少なく、切りすぎてしまうと枝が失われる一方となってしまいます。

 

それだけに、枝を美しく育てたいのであれば剪定は必要最低限にしておくことが大切です。剪定が必要と感じるのであれば、花が咲いた後に必要のない枝を切り落とすようにすると良いでしょう。

 

切り落とす時には、枝の途中で切るのではなく枝分かれしている根本の部分から切るようにすることで、美しい見た目に仕上げていくことができます。

 

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枝の広がり方によっては、根っこだけで支えることが難しい状態になることは少なくありません。そのため、枝が増えてきたら支柱を立てておくことがおすすめです。

水や肥料は?

植え付けをして1年未満のミツマタには、しっかりとした水やりが大切です。土の表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えておくと良いでしょう。地植えの場合、1年を経過したら水の量を減らしても良いでしょう。

 

肥料は、地植えか鉢植えかで与えるタイミングが異なります。地植えであれば、花が咲く前の2月頃に化学肥料を与えるようにすると良いでしょう。

 

もしくは油粕と腐葉土、堆肥などを株周りに与えていくという方法も有効です。この場合は、9月にも油粕や骨粉などを与えるようにすることがおすすめです。鉢植えで育てていく場合は、花が咲いた後と翌年の花芽ができる頃の年2回、化学肥料を与えます。

ミツマタの花言葉

ミツマタには、いくつかの花言葉があります。その中でも、ミツマタの特徴をよく表している花言葉が肉親の絆です。

 

この木は、ミツマタという名前の通り枝が3つに分かれることで成長を続けていきます。3つに分かれた枝を両親と子供に例え、肉親の絆という花言葉がつけられています。

 

家族仲良く暮らしていきたいと考えるのであれば、庭にミツマタを植えておくのも良いでしょう。それ以外にも、壮健や強靭という花言葉もあるため、家族の健康を大切にしたい人にも最適な花木です。

 

そして、永遠の愛という花言葉もあるため家族だけでなく恋人に贈る花木としても向いています。そんなミツマタが誕生花となっているのは、2月15日と3月20日です。

 

大切な人の誕生日が、2月15日か3月20日という場合は永遠の愛などの花言葉を添えてミツマタの鉢植えをプレゼントするというのもおすすめです。