ミニバラの剪定で5枚葉って何

バラ

ミニバラの剪定について調べていたら「5枚葉」というワードが引っかかることでしょう。

 

これは、一枝に葉の数が5枚ついている小さな枝のことを指します。ひとつの幹にはいくつかの枝がついており、枝の上方(花が咲く先端側)の方は葉が3枚つく3枚葉、下方(幹の根本に近い側)は葉が7枚つく7枚葉が生えています。5枚の枝は丁度中間部に存在します。

ミニバラ 剪定 5枚葉

ミニバラの剪定は、花から見て一番上にくる5枚葉の上から5mmくらいで切ります。

ミニバラは5枚葉の上で切るということが・・・

葉の付け根に新芽を持っているので、切った箇所の付け根部分に潜在していた新芽が伸びて花が咲くことになります。

 

この時、3枚葉の上で切ると弱々しい細い枝しか出なくなり、花数が少なかったり、小さい花しかできません。

 

そのため、ミニバラは5枚葉の上で切るのが通例となっているのです。ちなみに、咲いている花が咲き終わったときに切る方法を「凋花(ちょうか)切り」と呼びます。

 

育ているミニバラの木自体が大きい場合、一番上にこだわらなくても構いません。その下の5枚葉でも、またその2つ下でも、なんなら7枚葉でも構いません。

 

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基本的には、花が咲いている箇所と、芽が出ている箇所の丁度間あたりの5~7枚葉の上でも良いでしょう。

 

ただ、強剪定といってあまり深く切り過ぎると、この場合もいい芽が出なくなることがあるため、くれぐれも切り過ぎには注意してください。

凋花切りのタイミング

また、5枚葉・7枚葉とは別に、凋花切りも必要な作業です。凋花切りのタイミングは花が咲き終わったと同時で、随時切る必要があります。

 

時期の目安としては5月から12月にかけてと、長い期間。凋花切りが必要な理由は、怠るとポトリチス(花腐れ病)の原因になったり、次の新芽が出なかったりするためです。必ず行うようにしましょう。品種にもよりますが、大体切ってから40日から2ヶ月もたつと次の花が咲いてきます。

花の育て方の注意点

花の育て方の注意点として、水は土の表面が乾いたら花にかからないようにたっぷりと与えます。なぜ花にかけてはいけないかと言うと、水をかけると早く散ってしまうためです。

 

肥料は、1ヶ月に一度化成肥料を与えるか、10日に一度液体肥料を与え、冬は2月頃に寒肥を与えましょう。

 

また、冬には葉は全部落ちてしまいますが、落葉低木では当たり前のこと。それより、1月半ばから2月上旬かけての真冬にも剪定が必要です。

 

基本的には、春に伸びた枝を再度切り戻せばOK。思い切って強剪定をしたほうが、春に良い状態の花を咲かせます。