夏の季節は虫が多くなり、みかんの木にも多くの害虫が寄ってきます。みかんの木を育てているという方は、木を守るためにも寄ってくる虫の種類や駆除方法、時期などを把握しておいたほうが良いです。
ミカンハダニ
まず害虫の種類として一番多いものは、ミカンハダニとなります。ミカンハダニは赤い色が特徴となるので、すぐに見つけることができます。
数が多くなってくるにつれて、木の負荷も大きくなっていきます。ミカンハダニは光合成に欠かせない葉緑素を吸うため、木が成長できなくなってしまう場合もあります。
アブラムシ
次にアブラムシとなり、こちらは様々な植物に寄ってくる虫となります。アブラムシは同じ虫でも色が様々で、葉っぱの色と似たような色の虫もいるため、見つけにくいこともあります。
ウイルス病を持ってくることもあるので、なるべく早く駆除をしたほうが良い虫となります。
カイガラムシ
カイガラムシも寄ってきやすい虫となり、樹液を栄養とします。樹液を吸い取るため、ミカンハダニと同様に木の成長を妨げてしまいます。
ハマキムシ
ハマキムシは春などの早い段階から出てくる虫となり、放置してしまうと葉っぱが食い荒らされてしまいます。ハマキムシは大きい虫となり、なにかで衝撃を与えると驚いて逃げていきます。
エカキムシ
エカキムシも大きい虫となり、みかんの木に寄ってくる虫となります。エカキムシは夜の間に産卵するので、こちらを防ぐのは難しいとされています。
みかんの木の害虫が発生する時期
害虫が発生する時期としては、種類によっても異なりますが、やはり夏の季節が中心となります。
虫が生息しやすくなる5月頃から10月頃となり、夏にピークを迎えるため、夏には特に注意したほうが良いでしょう。
5月から6月の終わりまでは木の成長としても大事な時期となるので、こちらの時期も要注意となります。
みかんの木の害虫の駆除方法
害虫の駆除方法としては、農薬を使って対策をする方が多いです。数が少ないという場合は水で流したりガムテープで取ってしまうという方もいます。
水を流す場合は、勢いよく水を流すことで付着している虫を流すことができます。葉っぱの裏にもいる場合があるので、裏にも水を流すようにしましょう。
みかんの木を傷めないようにブラシで擦って駆除をする方法もあります。農薬を使いたくないというという場合は、大きい虫ですと、棒でつついたりして落とすことができ、踏み潰すことで除去することができます。
小さい虫ですと、駆除をする専用の粘着棒も販売されているので、そちらを使うことも検討してみると良いでしょう。