松を始めとした樹木が庭にある時、必要なのが剪定です。まず黒松の剪定の基本的なことを説明します。
黒松の剪定の基本的なこと
適当に切ってしまうと見た目も悪くなってしまうため、剪定のポイントを守って行なうことで見栄えのいい松を見ることができるようになります。
作業の基本としてはV字型に枝を残していき、20〜30枚ほど葉を残してむしり取り、勢いの良い枝は極力切り落とすようにして葉を切らないことがポイントです。
不要な枝をハサミで切り落とし、枝が重ならないようになるべくV字型にしていきます。直線の枝があると格好が悪くなるため、どうしても残さなければならないときには、葉っぱをむしらずに残しておけば見栄えが良くなります。
剪定の順番
剪定の順番としては、上から切っていき下の枝などを傷つけないようにしていき、奥から手前にかけて行なうことによって、手前の枝に腕や身体が当たって折れ曲がったりしないように気をつけながら行なっていきます。
また、上から枝の向きを確認したり、下から枝の重なりを確認する、遠くから全体のバランスの確認をすることも大切です。
黒松は、樹勢が強く毎年管理して剪定していかないと、形が崩れてしまい「あらら・・・」の状態になってしまいます。黒松の剪定は春の剪定の「みどり摘み」と秋冬の剪定の「もみあげ」この二つの剪定が黒松の場合には大切になってきますので、その剪定の方法について説明していきたいと思います。
黒松のみどり摘み剪定の方法
黒松のみどり摘みは基本的には4月下旬〜5月に行うのが良いです。時期が遅くなると、新芽がかたくなり剪定しずらくなります。
手でみどり摘みを行うのが理想です。鋏みをつかうと表面がとても綺麗に摘み取ることができるので、芽吹きが良くなりすぎてしまいます。
葉が伸び出す前に剪定し、今後の長さを調整します。 新芽は5本程度でてきますので、その芽の状態を見ながら摘んでいきます。
みどり摘みの基本は、中心の長いみどりは摘み取ってその周辺のみどりを3本に間引きます。芽の伸びを抑制したい場合には、残したみどりの3分の1又は2分の1に摘み取ります。
枝をつくりたいならみどり摘みはしないでそのまま芽を残します。また、逆に枝がいらないならすべての芽を付け根じゃら摘み取るということです。
それまでの間は気に力を蓄えさせるために伸ばしたままにしておくのが良いでしょう。
冬に、もみあげという作業を行ってあげれば問題はありません。ちなみに盆栽などの新芽摘みを行う時期は、6月の半ばあたりから7月の半ばあたりに行うみたいです。
松のもみあげ剪定の基本の方法
自宅の庭にある松の木の手入れに悩んでいるというご家庭も多いのではないでしょうか。松の木は、手入れをすればするほど美しい姿へと変身します。
松の剪定の基本的な方法として、「もみあげ」と呼ばれるものがあります。この「もみあげ」は、11~2月頃の寒い時期に行うものとされています。
松の葉は数年すると枯れて自然に落ちます。また、松の枝は放っておくと下の枝に日光が当たりにくくなり枯れていきます。これらの現象を避けるために、「もみあげ」と呼ばれる松の剪定を行います。
「もみあげ」とは、松の枝をしごき取るようにして取り除く作業です。枝の形を整えて余分な葉を取り除くことにより、松の木自体の見た目が良くなると共に、枝葉に日光が当たりやすくなります。
基本的には、古い葉を取り除き、立ち枝・弱く垂れている枝・密生している部分は枝抜きして全体を薄く剪定します。
さらに、このような剪定をすることで病害虫予防の効果も期待できます。
黒松剪定のまとめ
黒松の剪定について説明してきましたが、実際にこれで理解できればすばらしいです。黒松の剪定は手間がかかり1本仕立てるのにも、普通の庭木よりも時間がかかります。
よく自分なりに理解していただけたらと思います。松の場合には、間違って切ってしまってその部分に穴が開いても、元にはもどりませんので、気を付けてください。
よくわからなければ、上記のところで付けたリンク先の画像がありますので、それを参考にしてあなたご自身にあった方法を見つけていただけばと思います。
動画なども、いろいろとありますのでよく勉強して剪定を実践していただけタラと思います。
これをみながら勉強してください。→ 黒松剪定の仕方の動画