芝生に異常などは発生してしまった場合は、ほとんど病気か害虫などが原因となっています。このような時には、それぞれの症状に合わせての対策が必要になってくるので、原因が何によるものなのかをしっかり見分ける必要があります。
病害虫に負けない強い芝にする
まず、芝生を育てていく上で大切になってくることは、病害虫に負けないような芝生に育てることが大切です。
そのためには、普段から芝生に十分な肥料を与えたり、病害虫からの被害を予防するように芝生の管理が必要となってきます。
芝生を病害虫に負けない様に元気に育てていくためには、日当たりを考えた場所に芝生を植えていくことが大切になってきます。
太陽からの日差しを十分浴びることができている芝生は、元気に育って行き病害虫の発生を防ぐこともできるのです。
芝の状況に応じて対処する
しかし、このようにしっかりと手入れをしていても、枯れてしまったり、色が変な芝生になってしまうことがあります。このような症状になってしまった場合、芝生に薬剤を散布して、芝生が回復してくるのを待つようにします。
病害虫による芝生の食害などが出てしまった時には、殺虫剤や殺菌剤などを芝生に散布して害虫の成虫や幼虫などを駆除していきます。
高麗芝は比較的強いが・・発生しやすい病気
西洋芝に比べて高麗芝などのような日本芝は、病気に対して比較的強い芝生なのですが、それでも病害虫は発生してしまう可能性があります。
夏の初め頃や秋などではさび病と呼ばれているものが発生しやすくなります。季節が春になっても新芽が芝生から出てこない場合では、その症状が部分的に芝生が剥げてしまっているような症状が出ていれば春はげ症を疑うことができます。
春はげ症という病気は、高麗芝に良く発生する病気で、春先などで良く見られる病気です。症状は、新芽が出てくるような時期である春になっても、新芽が出てこないで部分的に芝生が剥げてしまったような症状になてしまいます。
この症状は、一度発生してしまうと再発してしまう可能性が高いものです。この症状に対しては、この症状に対して有効な働きをする薬剤を散布して症状を解消していきます。
さび病は、高麗芝などに良く見られるもので、夏のはじめや秋などに、葉に鉄さびのような黄色い粉が斑点状になって発生し、この症状は自然に治ってしまうこともありますが、再発してしまう可能性もあるものなので、この症状に有効な薬剤を芝生に散布していきます。
この症状は、芝生の肥料が不足気味になってしまうと発生しやすくなってしまうので、芝生の肥料管理をしかりと行う必要があります。