毛虫に刺された「かゆい」薬はなにを使えばいい

庭木の病害虫

皮膚に赤くはれて炎症が起きてかゆみや痛みを伴うのが皮膚炎なのですが、その皮膚炎の原因の一つに意外に多いのが毛虫に刺されたことによる皮膚炎です。

 

毛虫は羽に水が当たっても弾く様にするリンプンに毒成分を持つ毒蛾の幼虫であり、成虫のリンプンの毒が幼虫である芋虫の段階で全身の毛にも備わっているのが特徴です。

毛虫の毛の中にある毒が皮膚に付いて抗体反応が起きる

その毛虫の全身の毛に触れたりまた毛虫の毛の生え変わりの時期に抜けた毛が服について刺されると、その毛の中にある毒成分が皮膚に付着することで強い抗体反応が起きて皮膚に異常が発するのです。

 

最初は蕁麻疹のような赤い斑点が出始めると痒みもしくは痛みが出始め、その後2週間から3週間以上はその痛みやかゆみが継続して続きます。

 

もちろんそれだけで済めばいいのですが、まだ体の艇庫力が備わっていない子供の時期もしくは抵抗力が失われつつある高齢者が刺された状態になると重症化することがあり、最悪の場合アナフィキラシーショックを起こす可能性もあるため発生する春から秋の時期には注意が必要になります。

毛虫に刺された場合の対処法

ただ発見して触らないように注意していても生え変わりの時期の抜けた毛の被害を完全に防ぐことは難しいので、実際に刺されたことを想定して対処法を知っておくことが何よりも大事になります。

 

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春から夏の時期に突然赤みを帯びた皮膚となったときに、山の環境に赴いたもしくは草木に近づいた後に発祥したと考えたときには皮膚もしくは服を見て長い毛が有無を確認します。

 

そして皮膚もしくは服に長い毛が付着しているのを見たら、手で払わずにガムテープなどの吸着性の強いテープで取り除き流水で洗い流します。その後薬を塗るのですが、ここで気になるのが、薬はなにを使えばいいということです。

毛虫に刺されたらどんな薬を使えばいい

どんな薬を使えばいいのか、それは裏の表記に抗ヒスタミンやステロイドが含まれていることを確認できている薬です。

 

そもそも炎症は毒が入ってきたことを感じた脳が、その毒を排除するために抗体を出して無害化させるときに過剰に働いて皮膚組織を攻撃してしまうことで起きています。

 

そこで抗ヒスタミンやステロイドが含まれている薬を使うことで、過剰に働いている抗体反応を抑えることで赤みや痒みを押さえ込むことが出来ます。ただしこれはあくまで症状が軽い場合の対処法です。

 

毒の影響によって全身に広がるような状態になっていると、薬では抑えられないほどのダメージになっているのです。そのため全身に広がっている場合には、無理をせず皮膚科を受診することが望ましいです。