枯れた松はどうやって処分する?松が枯れる原因と予防策も

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松は寿命が長く、縁起物として知られるので、古くから庭木としてもよく植えられています。

しかし、近年「松くい虫」という虫のために、マツの枯死が増えているようです。

実際に住宅街を歩いていると、枯れたマツがそのままになっているお庭を見かけることもあります。

そこで、お庭の松が枯れてしまったときの処分や対処方法について、調べてみました。

松が枯れる原因の松くい虫とは?

 

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松くい虫とは「マツノマダラカミキリ」というカミキリムシが媒介する、「マツノザイセンチュウ」という線虫が起こす、「マツ材線虫病」のことを、わかりやすく示した言葉です。

マツノザイセンチュウは体長1mmほどの細長い虫です。

マツノマダラカミキリの体内に寄生して、マツノマダラカミキリが松の樹皮を食べるときに松に侵入します。

マツノザイセンチュウは松の木の内部で増殖し、寄生してから2カ月ほどの短期間で、水分や樹液が木全体に行きわたるのを阻害して松枯れを起こします。

マツノザイセンチュウの原産地である北米の松は、マツノザイセンチュウに対する耐性があるので、松枯れを起こすことはありません。

日本では青森以南の全都府県で確認され、特にアカマツやクロマツで大きな被害が出ています。

マツノザイセンチュウによる松枯れは、水分が行き渡らなくなり、松葉がしおれることから始まります。

松葉がしおれてきたら、樹皮を小さく切り取って樹液(松ヤニ)が出てくるかどうかを観察します。

樹液(松ヤニ)が流れ出てこない、極端に少ない場合、松くい虫の被害と言えるでしょう。

マツノザイセンチュウによる松枯れに、薬剤を注入する場合もありますが、ほとんどの場合、枯死を免れないと言われています。

剪定が原因かも?松枯れの他の原因

松が枯れる原因として、一番注意が必要な松くい虫被害ですが、実は松は剪定が原因で枯れてしまうこともあるんです。

まず、松の剪定は時期は春と秋です。

春は樹形を損なわないように新芽を摘む「みどり摘み」、秋は夏の間に伸びた枝を減らして風通しを良くする「すかし」や、古くなった葉を手で取る「もみあげ」という作業をする時期です。

伸び過ぎた枝や、樹形が気になるからといって、夏や冬に樹形が変わるほど剪定すると、松は一気に弱って枯れてしまいます。

また、松の不調の原因でよく見られるのは、踏圧による酸欠です。

玄関先など、人が良く踏みしめる場所では、土が固く締まっていて、根詰まりの状態になっていることがあります。

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踏圧で土が固くなっているときは、休眠期である冬に根本の土を耕します。

この時、全体を一気に耕すと、根の負担が大きくなるので、根を中心に円にしたときその1/4ほどずつ、数年かけて耕しましょう。

枯れた松はどのように処分する?

枯れた松を放置しておくと、倒れて建物や人に被害が出るだけでなく、マツノマダラカミキリは弱った木や枯れた木を狙って産卵するため、さらなる繁殖の原因にもなってしまいます。

枯れた木を放置しておくとスズメバチなど、他の害虫の巣になってしまうことも!

小さな松であれば自分で切り倒すこともできますが、背丈よりも高いような木の伐採は危険です。

チェーンソーなどで切り倒すことは可能ですが、倒す向きのコントロールができず、人や建物が倒木の下敷きなる事故も起こり得ます。

大きな松の木であれば、造園業者に伐採を依頼しましょう。

造園業者なら、伐採した後の処理もまとめてお願いできますし、松くい虫被害の蔓延防止として補助金が出される場合もあるので、自治体に問い合わせてみましょう。

本来、松くい虫の被害にあった木は伐採後、焼却駆除、細かく破砕する破砕駆除や、シートで包んで薬剤を振りまき、薬剤を気化して木の中のセンチュウを駆除するくん蒸駆除などの方法で処理します。

自分で伐採する場合でも、自治体の指示を仰いで処理するのが確実です。


松くい虫で松が枯れないための予防策

まずは松にマツノマダラカミキリを寄せ付けないことです。

そのために予防的に散布器を使用して薬剤(スミパイン乳剤など)散布を行います。

薬剤の効果で、カミキリムシの成虫が枝を食害するのを防いだり、食害したカミキリムシが死ぬので、マツノマダラカミキリがマツノザイセンチュウを媒介することを防ぐことができます。

薬剤散布は、カミキリムシの羽化の時期に合わせ5月~6月に行いましょう。

もう一つの予防方法は、松の幹に穴をあけて、防除剤(マツグリーン、マツガードなど)を直接注入する方法です。

この薬剤注入には、すでに松に寄生してしまった、マツノザイセンチュウの増殖を防ぐ働きがありますが、葉がしおれ変色し始めた松の枯死を止めることはできないと言われています。

薬剤注入は樹液が出にくい冬12月~2月に行うことが効果的です。

一部自治体では、松くい虫被害の蔓延を防ぐため、防除剤注入や薬剤散布にかかる費用の補助制度があるところもあります。

一度お住まいの自治体の環境課や農林課などに問い合わせをおすすめします。

松くい虫の被害は意外と身近な所でも起きています。

ご自宅の松の木も予防して、松枯れを防いでください。

枯れてしまったときは、造園業者や自治体に相談しながら、適切に処分しましょう!


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