柑橘類は庭に植えてあると爽やかな香りが楽しめ、無農薬で育てると皮まで利用できて便利な果実です。柑橘類にはさまざまな種類がありますが、比較的育てやすく、1株で結実を楽しめます。
そんな、柑橘類の種類について説明します。
人気があって家庭でも育てやすい柑橘類の種類
人気があって家庭でも育てやすい柑橘類としてはレモンやみかん、ダイダイ、ゆず、キンカンなどが挙げられます。
レモン
レモンは近年人気が高く、1本植えてあるとさまざまな料理やお菓子作りなどに使えます。品種はさまざまで、鉢植えなどでもたくさん実をつけるものもあります。丈夫で育てやすい柑橘類です。
みかん
みかんは日本では最もポピュラーな柑橘類です。育てやすく実がなりやすいので場所があればおすすめの柑橘類です。主な品種は温州みかんですが、収穫時期によって早生品種、極早生品種などもあります。
ダイダイ・ゆず
ダイダイやゆずは日本の気候に合っている柑橘類です。庭木として昔からよく用いられていました。基本的には庭に植えっぱなしでも実ができますが、木が大きくなって実ができるまでには何年もかかることもあります。
キンカン
キンカンは他の柑橘類よりも果実も木も小さくて省スペースで栽培できます。柑橘類の中で最も栄養価の高いものです。
柑橘類の特性
柑橘類は基本的には暖かいところで育つ果樹です。そのため庭植えの場合、関東地方より南の地域でないと育ちません。ゆずは若干耐寒性があるので南東北でも屋外で育てることができます。それ以外の地域では鉢植えなどで屋内で育てると良いでしょう。
柑橘類は種類によっては鉢植えやプランターなどでも楽しむことができます。レモンやキンカンなどは鉢植えでも実をたわわにつける品種もあるので十分に収穫を楽しむことができます。みかんの中では小みかんという種類は鉢植えでも楽しむことができます。
それ以外の柑橘類は庭植えにして収穫量を増やすことをお勧めします。
柑橘類の育て方
柑橘類は日当たりの良いところを好みます。3月~4月ごろに苗を買ってきて植えつけます。5月ごろに花を咲かせ、その後、品種によって9月ごろから2月ごろまでが収穫時期になります。
柑橘類は植えてから結実までに何年もかかります。みかんの木で3~4年くらい、ダイダイやゆずなどではもっとかかります。気長に実ができるのを待ちましょう。実ができるようになれば毎年収穫を楽しむことができます。
レモンなど鉢植えやプランター栽培ができる品種のものは収穫までの期間が短いものもたくさんあります。すぐに実を楽しみたいのであれば園芸店などで購入する際によく確かめて買い求めると良いでしょう。