昔・・・庭師に教えてもらった寒肥の種類とやり方

庭木の肥料

私は昔から植物を育てることが趣味でした。自宅では観葉植物を育てています。これまで、私の生活の中には必ず植物がありました。

 

両親ともに植物が大好きで、園芸を趣味としていました。祖父母も大の植物好きで、広大な庭では、植物園顔負けの植物や樹木を見ることができました。

 

私は幼少の頃から、祖父母の家を訪れると、庭の植物や樹木を眺めることが大好きでした。両親に正月などに連れて行ってもらった時は、一人で広大な庭を散策して楽しんでいました。

 

植物図鑑を片手に、植物や樹木の名前を一つ一つ調べながら、時間が立つのも忘れて歩き回っていました。歩き疲れて座っているところを父に発見され、おんぶしてもらって変えるのが、いつものパターンでした。

庭師から植物や樹木の剪定、肥料など、育て方についても教えてもらった

祖父母の庭を散策する度に、私の植物や樹木についての知識は深まりました。広大な祖父母の庭の管理は、当時、住み込みの庭師に任せていました。

 

私は、その庭師達からも、植物や樹木の剪定、肥料など、育て方についても教えてもらいました。小学生の間は、祖父母の庭を歩き回るだけでしたが、中学生から高校生にかけては、庭師の側でいろいろな事を習う時間が増えていきました。

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樹木の水遣りや剪定、肥料など、樹木が見栄えよく育つためにはどうすればよいか教わりました。

 

この時教わったことは、現在趣味として始めた盆栽に役立っています。また、庭師に剪定方法や肥料について、一通り習ったことで、ある程度の技術を身につけることができました。

樹木の剪定は良く頼まれる

私の樹木の剪定は身近な友人の間では有名で、友人の庭の手入れを頼まれることがよくあります。その時は、無料で快く引き受け、庭師としての技術を高めるための場として活用しています。

 

祖父母の家の広大な庭は、現在はもうありません。2008年のリーマンショックを発端とする不況が原因で、祖父の事業が失敗、庭ごと家を手放さざるを得なかったのです。

最後に寒肥について教えてくれた庭師

広大な庭を手放したことで、住み込みの庭師ともお別れする事となりました。私が中学生の時から、ずっと師事していた庭師との別れは、本当に辛いものでした。庭師は最後に「寒肥」について教えてくれました。寒肥とは、12月から2月の寒い時期に植物に与える肥料のことです。

 

寒い時期には植物の生長はほとんどありませんが、春の生長期に効き目を表す肥料となると教わりました。寒肥に向く肥料の種類としては、牛糞、鶏糞、魚粉、藁などがあります。寒肥のやり方は1月~2月に、肥料が根に直接触れないように気を付けて行います。庭師の最後の教えとなった寒肥を、今年も友人の庭の樹木に行う予定です。