除草剤は雨の日や雨の降る前に散布すると効果がないの

雑草対策

次々生えてくる雑草を取り除くのは、お庭メンテナンスでは最も重要、そんな除草作業を効率よく行うためには、除草剤の力を借りることも必要です。

 

しかし日本は梅雨などのシーズンもあり、雨の降る日が比較的多いですね。

 

そんな時期になると庭作業も滞りがちですが、雨天の日でも効果の期待できる除草剤の使用方法があるのでコツを紹介しましょう。

除草剤の種類と特徴

除草剤には形状ごとに大きく分けて2種類のものがあります。

★液体タイプ
★粒状タイプ

これら2つの特徴や用途、効果のある使い方などを解説しましょう。

 

液体タイプの特徴は、文字通り液状になった薬剤を葉に直接かけるもので、すでに伸びている雑草を枯らせるために使います。

 

即効性が高く浸透する時間が短いです。

 

粒状タイプの特徴は、つぶつぶの散布材を土に撒き根から吸収させるので、まだ生えていない雑草が伸びてくるのを抑制するために使います。

 

持続性が高く吸着する力があります。

 

2種類の除草剤の特徴をおさえ、成長に応じて使い分けると効果が期待できますね。

除草剤を撒くのに適切なタイミング

除草剤を撒くにはタイミングが大事です。

 

そのポイントは撒く時間帯と雑草の成長度合いを見極めることです。

天気、時間帯

除草のタイミングは雨上がりの晴天の日が最も適しています。

 

その理由は今後1日~2日晴天が続くと見込まれるからです。

 

また気温が上がる日中になると薬剤が乾燥しやすくなり作業にも体力を使うため、早朝のうちに撒いてしまうのがベストです。

植物の成長度合い

20㎝くらいを目安に、すでに伸びてしまっている草には液体タイプの除草剤を撒いてみましょう。

 

またまだ生えていない場所や成長しきってないところには粒状タイプを、成長の予防の意味で使用しましょう。

 

天気と時間帯を考え、植物の成長の状態で使い分ける工夫がコツになります。

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雨にも負けない除草剤の使い方とは

一般的に、雨の日の除草剤使用はあまり効果を期待できないと言われます。

 

除草剤は草の葉や根に薬剤を触れさせることで除草効果を発揮できるので、雨水で流されてしまうと意味がなくなってしまいます。

 

しかし温暖湿潤気候の日本では梅雨などの季節もあり、そんな雨にも負けない除草剤の使い方のコツがあります。

 

そのコツとは、散布する薬剤の種類によって、タイミングを上手にうかがいながら散布することです。

 

液体タイプを使う場合に気を付けることは、雨水に流されやすいのが弱点という部分です。

 

そこで降雨が予想される少なくとも3時間以上前、6時間以上あれば理想的、こうすることで薬剤が葉に浸透して乾くからです。

 

なお、商品によって浸透時間が異なるのでその点も考慮に入れましょう。

 

一方粒状タイプでは液体に比べると比較的雨には強いとされます。

 

土から吸収させるため、大雨ではないかぎり多少の雨ではほとんど影響がありません。

 

ただし雨量が多く、川のように流れ出るくらいの状況になると土ごと流される心配があるので、そうなると他の植物にも影響が出ますので注意しましょう。

土が濡れていても大丈夫?

雨が降っていなくても土が濡れていたら、きちんと効果がもってくれるのか心配ですね。

 

しかしその点については考える必要はありません。

 

葉から吸収する液体タイプの場合では、肝心の草の部分に触れていれば問題はありません。

 

また粒状タイプでは土が湿っているほうがより吸収されやすくなるともいいますので、むしろ効果が強まるかもしれません。

 

年間を通じて雨天の日が多い気候の地域では、除草剤を撒くことが問題となっていました。

 

しかし時間帯と使用する薬品の種類を工夫すれば、雨の日でも効果的な除草が不可能ではありません。