沈丁花の育て方・・植え付け・土壌・剪定・肥料

庭木の剪定

沈丁花の育て方(植え付け)

沈丁花の育て方は、土壌や日当たりなどの状態を見極めながら、年間を通じて安定した生育が見込める場所に植栽することから始めます。

 

植え付けの時期は4月から9月頃までが適していますから、冬期には避けたほうが無難です。

 

春が待ち遠し段階において、4月の時期が到来した場合には、遅霜などの冷害には注意しながら植栽を進めていきます。植え付け後に迎える冬場の気象条件などにも配慮しておけば、後から困ることもなくなります。

沈丁花の育て方(土壌)

土壌については、ある程度の透水性がある場所を選ぶことが重要になってきます。層序の最上部が粘土質になっている場合には、水はけが悪い状態になる可能性があります。そのため、粘土質の土壌になっている場合には、改良を十分に行ってから植え付けるようにします。

 

沈丁花の耐寒性は中程度となっていますが、寒冷地における育て方は鉢植えにするのが基本で、冬期には温室などで過ごさせます。

 

比較的に温暖な場所でも、冬期に根が凍結するような場所は避けることが大切です。夏場には西日が強烈になるような場所も避けながら、冬には北西の冷たい季節風が直接に当たることも予防できる場所であれば、沈丁花の生育にとっては好ましい環境になります。

 

沈丁花は春には開花する性質があり、美しい姿を鑑賞できるようになります。

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沈丁花の剪定

剪定は花の季節が終わってから行うのが基本になるため、時期を間違えないように注意しましょう。余計に伸びている枝を切り落としておくと、秋の季節には花芽が再び出るようになります。

 

地域によって微妙な違いはありますが、4月頃が剪定時期の目安になります。

 

この剪定作業では切り込みの程度が極端になると、花芽が発生しなくなる可能性があります。こうした問題にも配慮しながら、絶妙な長さで剪定を行うことは、沈丁花の美しい花を来年に再び楽しむために必要になるわけです。

 

この作業では花芽の生育を促すだけでなく、全体的な樹形も整えて美観を良くすることも大切です。

沈丁花の肥料

冬の寒い時期には生育も鈍くなりますが、肥料は与えておくと元気な状態になります。

 

寒肥を施してからは春を迎えて、さらに追肥を繰り返していくと、元気な状態を長く維持できるようになります。栽培中の注意点としては、根を傷つけないことも重要です。

 

根は非常に繊細で弱い性質を持っていますから、地植えにする際には植え替えをすることは非常に困難です。こうした弱点も把握しながら育てる中で、剪定を適切な時期に行えば、毎年のように見事な花を咲かせてくれます。